はるるっぴさんのブログ
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LIBOR
すべてひとりごとです。
今日の日経新聞の朝刊から引用します。
「銀行・生保に株安の逆風」
と書いた記事がありました。
(・o・)!
ここで、重要なのは、
日本の機関投資家の動きを
頭の片隅にいれておくことでしょう。
日本を代表する機関投資家の
日本生命さんを例にとってみる。
日経さんの記事が正しければ
日本生命さんは
日経平均が「7000円」で含み損の水準になる。
それより株価が下がると先物で売りヘッジするだろう。
巨大な機関投資家の日本生命さんが
株の「買い」しかしないと思ったら
それは、単なる錯覚です。
株価が暴落したら、売り
株価が戻ったら、買戻し
安いところを売って、高いところを買う。
どんな投資家や~
(~_~;)
と思うが、銀行や生保は、リスクを取れないので
ある程度、仕方ないと思う。
話し変わって、
先日
ある証券会社のボードの前で
個人投資家同志が話をしているのを盗み聞きした。
(^^ゞ
「何がどうなっているのかわからないので、有名な専門家の話が聞きたいなぁ~」
私は、有名な専門家ではなく
優秀な投資家の話を聞くべきだと思った。
さて本題
LIBORについて考える
通称ライボー(ロンドン銀行間出し手金利のこと)
簡単に言ってしまえば
銀行間で融通するときの金利のこと
この金利が低いと銀行間で
お互いを信用してお金を融通しているので
信用リスクが落ち着いていると言える。
野村證券さんの2月の資料によると
LIBORドル3ヶ月物金利が下がっているので
信用不安が落ち着いているとある。
もっともらしいグラフもついている。
大和証券さんの、これも2月の資料によると
同じように
TEDスプレッドが落ち着いているので
信用不安が落ち着いているとある。
これも、もっともらしいグラフがついている。
同じく日経新聞の3月はじめの記事によると
TIBOR(東京銀行間取引金利)3ヶ月物が下がっているので
企業の資金調達の不安がやや薄れてきた。
とある。
これは、グラフなしです。
(日経さんは、記事を書くのに忙しい…)
重要な「LIBOR」について
野村さん、大和さん、日経さんの3人仲良く間違っている。
(>_<)
LIBORが低いのは
中央銀行がジャブジャブにお金を供給しているから。
「表向き」のLIBORは落ち着いている。
しかし、実際の3ヶ月タームプレミアム(満期の増加関数)は
高水準のままです。
(くわしくは、日銀の過去のリポート参照)
銀行間の疑心暗鬼は続いている。
その証拠に金融株は、なかなか上昇しない。
(売り方の買戻しと「間違い」で上昇することはあるでしょう。)
専門家は、間違っても損しないが
投資家は、間違ったら損します。
注意してほしい。
だんだんむずかしくなってきました…
(・.・;)
わたしの個人的に好きな日本を代表する長期投資家
澤上先生の言葉を引用します。
「投資は、みなさんが考えているほど簡単なものではありません。」
以上です。
1月の日経ヴェリタスでお目にかかって以来、勉強させていただいてます(^^)
日銀のレポートってこれですか??
http://www.boj.or.jp/type/release/adhoc09/mok0901a.pdf
↑
そうだとすれば、
日銀の上記レポートが1月22日
↓
はるるっぴさんの2月1日の日記で出てきたTEDスプレッド
↓
日銀のコマーシャルペーパーの募集が終わるのが3月31日
↓
そろそろ短期金利が上昇するかもしれないことを頭に入れるべき
と、考えられるので・・・
これからも日記を楽しみにしてます(^^)