堅実さんのブログ
大利根無常(6.11.10)10時28分
(今日は、女房がいない。東京の孫の七五三とか。そこで、堅実が得意の「とん汁」だ。肉がいっぱい。野菜がいっぱい。健康食品だ。うめーぞー。)
どうも、齢のせいか、この歌が心に残る。一時は、江戸の千葉道場でその名を轟かせ、殿様の目に留まり、平手造酒(ひらてみき)は、もてはやされた。それが、どういう訳か、もって生まれた性格なのか、何時しか、酒におぼれ、ついに身を落とし、最後にはやくざの用心棒となる。
しかし、心の奥では、武士としての自尊心はあった。悩んで、苦悩しているうちに、生活を支えてくれていた、やくざの、喧嘩に遭遇する。
平手は、これが最後の、男の花道だと決心し、死ぬ覚悟で、一口、冷酒を飲み、やくざの、喧嘩場に、急いで行く。
そこで、思う存分、相手方のやくざを、切るが、しかし、ここで、命を落としてしまう。
なんとも、はかない、男の最後である。そして、侘しさが、浮かび上がる。この、侘しさとは、一体、なんだろう。秋になって、空気が冷え込んだためか。
見る人には、平手が、気の毒にも思うし、もう少し、節制した生き方をしていれば、順風漫歩の人生を歩めただろうに。おしい男を失しなったものだと、思うだろう。
ものの哀れ。はかなさを歌ったものである。また、サラリーマン諸君には、我が身もそうだと、思う人もいるだろう。もう少し、人事が、変わっていれば、俺も、それなりの役職に就いただろうにと、思うだろう。
大利根無情 三波春夫
https://www.youtube.com/watch?v=TYTWwj7DiK8
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何 が 不足 の 大利根 の 暮らし~♫
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kouboudaisi さんへ
「見る人には、平手が、気の毒にも思うし、もう少し、節制した生き方をしていれば、順風漫歩の人生を歩めただろうに。おしい男を失しなったものだと、思うだろう。
>見る人には、平手が、気の毒にも思うし、もう少し、節制した生き方をしていれば、順風漫歩の人生を歩めただろうに。おしい男を失しなったものだと、思うだろう。