堅実さんのブログ

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台所の隅の丼(6.9.5)10時2分

  時々、台所に置いてある丼を使ってみる。この丼は、20歳の時に、買ったものだ。形は悪い。歪んでいる。普通の大きさの丼より、小さいので、使いかっても悪い。外側は青と白のたて筋の模様で、青の筋が横に滲んでいる。いかにも、かけだしの、陶器職人が、練習用に作ったもののようだ。


 その丼を使っては、いろいろの思い出がある。ガールフレンドが、遊びに来た時に、この丼で、一緒に、食事をしたこと。

また、朝忙しくて、卵かけご飯で、食べたこと。仕事で、忙しい時は「おじや」(味噌汁と、ご飯を合わせて、鍋であたためたもの)を食べたこと。


 通信教育で、夜中に、ラーメンを食べたこと。様々な思いでがあり、今までの、苦労を、分かち合ってきた丼だ。


 普通なら、こんな、汚い丼は、捨ててしまうところだが、苦労をともにしたので、捨てるには、忍びないので、そのまま使っている。


 今の女房と、結婚してからは、ほとんど使わない。もっと、綺麗な、使いやすい丼で、食べている。


 わたしが、死んだ後、子供が、家財を整理している時、何だ、この汚い丼はと言って、捨ててしまうだろう。それでいいと思う。その丼は、私と苦労を共にした、分身のようなものであるから、何時かは、消える時がくるのが、自然である。

 

6件のコメントがあります
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    パラちゃんさん
    2024/9/5 12:02
    お久しぶりでぇ~す!   


    日本には縄文土器から現在に至る1万年以上もの、焼き物文化が
    あって、陶磁器の発展には食文化や、茶道、花道でも、陶磁器が
    重要な役割を果たしていまぁ~す!   


    日本の焼き物は、単なる実用的な容器ではなく、芸術性や、精神
    性も表す存在として、日々の生活にも溶け込んだ日本独自の文化
    にも、繋がっていまぁ~す!  
    アハハハ


    機能的な現代食器も、便利な実用品ですが、素敵な温もりを感じ
    られる味のある手作りの陶器とは、素晴しい文化を有した芸術品
    ですよねぇ~   


    私の好きな日本の焼き物は、沢山ありますが、益子焼でも有名な
    焼き物の作品は、と~ても大好きでぇ~す!    


    益子焼で有名な方々と言えば、浜田庄司と島岡達三ですが・・・  
    私の好きな方は、桜の陶芸家としてとても有名な現代の女性作家
    である島田恭子さんの作品でぇ~す!   


    歌もかなり上手な彼女の作品とは、公式ホームページに掲載して
    いるので、ネットで検索して、ご参考にしてください   
    アハハハ!


    歌が上手いと何故、知っているのかと言うとねぇ~   
    一緒に歌のデュエットを楽しんだ事があるので、歌が上手いのは
    良く知っていまぁ~す!     


    アハハハ!!

  • イメージ
    堅実さん
    2024/9/5 14:07
    パラちゃん  さんへ

    画像を見ました。
    益子焼と言えば、「かめ」など、日常で使う低級なものだと、思ってました。
    この画像は、益子焼とは思えぬ、白で、模様も繊細で、美しい
    ですね。
    時代に、よって、変わるんかな。

  • イメージ
    tukumodayoさん
    2024/9/6 15:43
    1c1d850e4 







    堅実さんへ

    我家にも捨てられない物が庭の片隅で
    朽ちておりますね。
    若い頃、バイクのスプリントレースに
    参戦してた経験がありますが、その際に
    予備で購入していましたヤマハFZR400
    のエンジンですね。
    この約120Kのエンジンを担いで
    マンションの5階まで運び分解して
    レース仕様に色々とチューニングして
    大切に保管していましたが、賃貸マンションから
    戸建てに引っ越した際に、庭の片隅で長い
    眠りに就きましたね。
    もうその頃には、スプリントレースからも引退して
    いましたからね。
    ほぼ新品のエンジンでしたから、もっと大切に保管
    してたらと悔やまれますが、まぁ~今となっては
    青春期の夢の残骸ですね。やれそれ。
    もう屑鉄としての価値しか残っておりませんね。
    でも何故かしら捨てられませんね。
  • イメージ
    堅実さん
    2024/9/6 16:13
    tukumodayo  さんへ

    「我家にも捨てられない物が庭の片隅で
    朽ちておりますね。
    若い頃、バイクのスプリントレースに
    参戦してた経験がありますが、その際に
    予備で購入していましたヤマハFZR400
    のエンジンですね。
    ほぼ新品のエンジンでしたから、もっと大切に保管
    してたらと悔やまれますが、まぁ~今となっては
    青春期の夢の残骸ですね。やれそれ。
    もう屑鉄としての価値しか残っておりませんね。
    でも何故かしら捨てられませんね。」

    そうですね。
    人により、その物は、違いますが、思い出のある物がありますね。
    わたしの場合、苦労を共にしてきた、丼なので、愛着があります。

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    りす栗さん
    2024/9/6 18:28
    こんばんは。

    いつのころからコレールという陶器じゃない軽くて壊れない容器が主流になりましたが、古いどんぶりとか壊れない限り、いつまでも残っているのですよね~。割れてないのを捨てる必要はないのだし。
    あるある。

  • イメージ
    堅実さん
    2024/9/6 22:46
    りす栗  さんへ
    「いつのころからコレールという陶器じゃない軽くて壊れない容器が主流になりましたが、古いどんぶりとか壊れない限り、いつまでも残っているのですよね~。割れてないのを捨てる必要はないのだし。
    あるある。」

    このブログの丼は、私と、共に、苦楽を、味わったものです。
    私の、分身です。
    この丼を見ると、若い頃の頑張ったことを、思い出します。
    朝、仕事に行くので、忙しくて、飯をかっ込んで、よく、かまずに、食べたものです。
    冷や飯に、たまごかけご飯が、なつかしいです。


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