優利加さんのブログ

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半値戻しを達成した8月19日から4営業日経つが・・・

昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -61.56 @40,834.97, NASDAQ -59.83 @17,816.94, S&P500 -11.13 @5,597.12)。ドル円為替レートは145円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が480に対して、下落銘柄数は1,115となった。東証プライムの売買代金は3兆4629億円。

TOPIX -6 @2,665
日経平均 -111円 @37,952円

米国では、足元の連騰の結果、高値警戒感が高まる中、今週金曜日にはジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の講演を控えており様子見ムードが強まった。

本日8月21日の東京市場では、米国株安の流れを受けて売り優勢で始まり、日経平均は前場で450円安近くまで下げた。一時は1ドル=144円台まで上げた円相場が145円台へ円安・ドル高方向へ動くと日経平均の下げ幅は縮小した。

8月21日に発表された8月16日時点での裁定買い残は5週間ぶりに増加していた。前週比で2,230億円増の1兆5671億円となった。株価が速く上げる時、流動性が高い先物がまず先に上げるため、理論値と比べてやや割高となる。その時、割高な先物を売ると同時に割安な現物株を買う裁定取引が行われる。各限月の期日には先物と現物は必ず価格が一致するので、裁定取引を開始した時点で利益が確定する。リスクなし、元手無しに確実に儲かる(値幅は僅かだが)ので裁定取引は、名前は「さいてい」だが「最高」の取引ができる。経験則では、裁定買い残がピークに達するとその後まもなく相場全体が崩れ、反対に裁定買い残がボトムに達すると相場全体が下げ止まりから反発することが多い。信用評価損率とともに数少ない株価の先行指数である。

日経平均の日足チャートを見ると、下げて始まったが切り返して陽線で終えた。半値戻しを達成した8月19日から4営業日経つが、その内の3日は陽線で終え、また3日は25日移動平均線の上で終えた。ただ、25日移動平均線がまだ下向きなので悪材料により敏感に下へ引っ張られやすい。今週金曜日にパウエルFRB議長が講演で利下げ見通しに関してどんなスタンス(ハト派かタカ派か)で語るかに世界が注目している。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、保険(2位)、非鉄金属(3位)、金属製品(4位)、電気・ガス(5位)となった。

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