優利加さんのブログ

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25日移動平均線の傾きがまだ下向きなので安定しない

昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +236.77 @40,896.53, NASDAQ +245.05 @17,876.77, S&P400 +54.00 @5,608.25)。ドル円為替レートは147円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,488に対して、値下がり銘柄数は128となった。騰落レシオは101.32%。東証プライムの売買代金は3兆9630億円。

TOPIX +29 @2,671
日経平均 +674円 @38,063円

米国では、8月2日に発表された雇用統計を引き金として景気後退入り懸念が急速に高まり、ヘッジファンドの円キャリートレードの巻き戻しも加わり、ダウ工業株30種平均は8月5日には1,000ドル超急落したが、その後は急速に回復して来た。7月小売売上高と新規失業保険申請件数が景気の底堅さを示し、7月生産者物価指数(PPI)と7月消費者物価指数(CPI)が鈍化を示したことから米連邦準備制度理事会(FRB)によりる利下げ見通しが強く期待される。景気の底堅さと利下げ期待が株価を押し上げている。今週金曜日にジャクソンホール会議でパルエルFRB議長が講演をする予定であるが、インフレが鈍化していることや米景気が心配したほど悪化していないとの見方が強くなっているため株価は上げている。

本日8月20日の東京市場では、米国株の大幅続伸と円安・ドル高を好感して株価は上げ、日経平均の上げ幅は一時850円近くまで拡大した。前日には米雇用不安を背景に急速に円高・ドル安となったが、本日はその反動が起り円高・ドル安の動きが一服したため日本株の追い風となった。

日経平均の日足チャートを見ると、陽線で大きく反発して昨日の下げを帳消しにした。ただ、下向きの25日移動平均線の上に出たもののまだ安定はしていない。安定的に上方向へ動くには、少なくとも25日移動平均線が下向きから水平に転じる必要がある。

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、陸運(2位)、非鉄金属(3位)、空運(4位)、電気・ガス(5位)となった。

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