小督さんのブログ

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母が見た風景

目の前に大きな河が広がっている 
まわりに人はいない 
ススキが近くで揺れている 

あれ?何故わたしはここにいるんだろう? 

母はそう思った瞬間に目を覚まし、
病院のベッドの上で寝ていることに気付いたそうです・・・ 

「お母さまは緊急手術を要します。至急お越しください。」
朝いつもの時間に家を出てすぐ病院から私の携帯に電話が入り、
訳もわからないまま病院に向かった。 

前日、母は腹痛を訴えるも、かかりつけ医の診断では自宅での様子見の一点張り。 
でも、これ放っておいたらあかんやつじゃないのか、と私と妹は医師の判断を疑う。 

同日急性期病院でもかかりつけ医と同じことを言われたものの、
ごり押しで何とか入院させてもらうことができた。
「私がこんなに苦しんでいるのに、お医者さまは帰れという」 
母は病院で泣きわめいたそうだ。 
ちなみに母はこの時の記憶はまったくないそうだ。 

「手術は成功するものだと思っています。
ただ、時に予期しなかったことが起こりえます。」 
医師の言葉で楽観に傾いていたものの、
手術前に見た母の顔色が黄土色になっており、急に心がざわめき始めた。 

当時、父も入院しており、家の中がひっくり返るような騒動だったが、
この頃の母は別人のような振る舞いや言動が多数有り。 
おそらく、母は生死の境をさ迷っていたのだろう。 

これは2018年秋のお話です。 
手術は無事成功し、母は存命で、現在は元気に暮らしています 
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    mom
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11件のコメントがあります
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    小督さん
    2024/8/11 21:18
    アイビーあずささん 
    こんばんは 

    お父さまも困った時にあずささんがいて、随分助かっていますね 

    医師から大丈夫とお墨付きをもらって安心しても、違和感があり、
    再度病院に行くと症状が悪化していたケースもありますね 

    機器の新旧で問題が隠れて見えなかったり、
    単に見抜けなかったこともあるかと思いますが、
    何故?と思わずにはいられません 

    それでも真摯に対応してもらった上でのヒューマンエラーだったらまだしも、
    ずぼらして患者を追い返し、それで命を落としたなら悔やんでも悔やみきれません
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    今日は、小督さん。

    大変な状況でしたが、お母様元気に
    なられて良かったですね。

    実家の父は私が泊まっていた夜中に
    トイレの後に動けなくなり
    私を大声で救急車を呼ぶように
    いいました。
    一度、脳梗塞で倒れたのですが、リハビリで自転車ものれるようになって
    いました。
    救急の隊員の方に背をわれて
    救急車にのり病院に行きました。
    診察とCTの結果、以前の脳梗塞から
    変化ありません、入院出来ませんと
    タクシーで帰りました。
    翌日私はどうしても行く処があり
    出掛けました。
    下の弟が父の様子がおかしいので
    再び病院に連れていったところ
    新しい脳梗塞が発症していました。
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    小督さん
    2024/8/11 10:44
    ちこ姉さん 
    ありがとうございます 

    気の弱い人、医師を極端に崇めている人、危機管理能力が低い人は医師の口車に乗って、
    「そうか、とりあえず様子見か」と思うかもしれませんね 

    母は目じりが下がっているいわゆるタヌキ顔ですが、
    この時ばかりは目が吊り上がっていて、「痛いって」とわめき散らし、
    妹は「まるで別人のようだった、あんな顔を初めて見た」と言っていました。
    でも、本人はその記憶がないんですね 

    執刀医の先生は術後も大変お世話になりました
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    ちこ姉さん
    2024/8/11 10:10
    小督さん

    ご姉妹の強い意志の力と 運よく 執刀医の先生に診て貰えて 良かったですね。
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    小督さん
    2024/8/11 09:35
    ちこ姉さん 
    再度です 

    最初に母がかかりつけ医に行った時、
    医師はレントゲンか何かの結果を観て首をかしげている様子だったと聞いています。 
    ちょっとヘンだな、ま、薬でも出しておこうか、みたいな感じだったそうです。 
    急性期病院の方はほぼ満床だったらしく、
    入院患者を増やしたくないという態度がミエミエだったそうです。 
    でも、明らかに変調をきたしている母を連れて帰っても、
    医療ド素人の私は何もできないので、母をこのまま入院させておいて、
    と付き添いの妹に頼んだのです。 
    もしかしたら、病院は面倒な患者が来た、と追っ払いたかったのかもしれません 

    でも、急性期病院の執刀医には助けられて良かったです
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    小督さん
    2024/8/11 09:22
    ちこ姉さん 
    おはようございます 

    生前に悪行を積まない限り、死後の世界は怖いものではなさそうです。 
    病気や怪我の痛みはなく、食い扶持を得るために働く必要もない。 
    私はむしろ早くあちらの世界に行きたいなあ、と思っているくらいです 

    登山仲間のOさん、気になりますよね。 
    ちこ姉さんと同じ夢を時間差で見たのでしょうか。
    ちこ姉さんに連絡を取ろうとして、何を伝えようとしたのでしょうか。
    今となっては知るすべもありませんが、気になりますね
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    ちこ姉さん
    2024/8/10 22:12
    小督さんの お母様が お元気になられて 良かったですね。

    医療機関に 少しの期間勤めてました。
    Drと話した時に まるで 占いみたいですね~って言いました。

    私が お腹が痛い時 掛かりつけに行っても 解らず 総合病院の救急外来で入院して 色んな検査をしました。
    最初は痛む場所から 膵臓かも?と言われたり・・・。
    3日後 胃の内視鏡で アニサキスが見つかりました。
    内科。。。特にお腹は 臓器が多いから 解りずらいのでしょうね。
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    ちこ姉さん
    2024/8/10 22:07
    小督さん 今晩はぁ~。

    私 似たような夢を 随分前に見たことがあるのを 思い出しました。
    ただ はっきり 景色を覚えてないのですが 川を渡ろうとすると 呼び止められて 代わりに呼び止めた 友人のご主人(登山友達)が そのまま 渡って行ったのです。目が覚めて Oさんは 死んでしまったのでは? と 気にかかったことを思い出しました。川の周りは お花がいっぱいで 山のお花畑みたいでした。
    見てる時も 別に怖くは無かったです。

    その数年後 このOさんから フランスに旅行でいる時に 夫に何度も電話がかかり 出ないでいました。
    後で分かったのですが 私たちが帰国した当日 温泉で倒れて 一命はとりとめたけれども、歩くことも出来ず 会えないまま そのまま 1年半後に 旅立ちました。
    あの時 何度も電話をかけてきて 海外にいるから出られないと伝えても 掛かって来て Oさんは何を言いたかったのか? 今も夫は気にかけてます。 

    不思議な事って あると思います。
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    小督さん
    2024/8/10 21:44
    堅実さん 
    こんばんは 

    母が上記の夢の話をしたのは最近のことで、
    本人は「三途の川」とは思っていなかったようです 

    私の夢と合せても、
    その時に命が尽きる運命だったのかな、と思うことがあります 

    でも現実的な話として未だ解せないのが、
    母はかなり苦しがっているのに、
    かかりつけ医と急性期病院の医師ふたりとも「特に問題はなし」、
    との診断を下していることです 

    生死のはざまにいる時はいろいろと不思議なことが起きるものかもしれません
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    堅実さん
    2024/8/10 21:13
    こんばんわ

    「目の前に大きな河が広がっている 
    まわりに人はいない 
    ススキが近くで揺れている 
    あれ?何故わたしはここにいるんだろう? 
    母はそう思った瞬間に目を覚まし、
    病院のベッドの上で寝ていることに気付いたそうです・・・ 」

    実は、これと、同じような事を、聞きました。
    それは、こうです。
    川が流れている。
    橋がある。
    回りは、綺麗な花で、埋め尽くされている。
    橋の向こうで、誰かが、呼んでいる。
    橋を渡ろうとしたら、目がさめた。
    病院のベッドの中で、女房が、じっと、見ていた。

    こういう話です。
    川があるのは、共通してます。
    回りに人は、いない。
    ススキと、綺麗な花が似ている。

    似たような話ですね。
    他にも、こんな話は、聞いています。

    わたしが、心臓の手術をしたときは、何もありませんでした。
    9時間に及ぶ、手術だったのですが、神様は、未だ、生きて
    いるようにと、指示したのかも、しれません。
    麻酔が覚めて、私を呼ぶ声で、目が覚めました。




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    小督さん
    2024/8/10 21:04
    以下、当時私が見た夢。 

    暗闇の中、母がゆっくり歩みを進める。 
    「お母さん、どこにいくの?」 私は後ろから叫ぶ。 
    母は振り返って、
    「おばあちゃんのところよ。Mちゃん(母の弟、私の叔父)もいるし。」 
    確かに、前方遠くに亡くなった祖母と叔父が笑みを浮かべて並んで立っている。 

    「じゃあ、こっちはどうするつもりなのよ。」私が泣きわめくと、
    え?と母が立ち止まったところで、私は目が覚め、起きた時には目が涙で溢れていた。 

    夢にしてはかなりリアルで、時期が時期だけに私はこの夢を封印した。