優利加さんのブログ
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「三空踏み上げ」となるも陰線で終えた
昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -46.46 @34,051.70, NASDAQ -13.99@12,212.60, S&P500 -1.16 @4,167.87)。ドル円為替レートは137円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が623に対して、下落銘柄数は1,115となった。騰落レシオは138.00%。東証プライムの売買代金は2兆6675億円。
TOPIX -3 @2,076
日経平均 +35円 @29,158円
4月の米ISM製造業PMIが47.1(>前月分46.3、市場予想46.8)と強い結果となり、FRBによる利上げ期間が長期化するとの見通しが強まった。その結果、米10年債の利回りは先週末の3.45%台から3.57%台へ上昇し、日米金利差の拡大からドル高・円安が進行して1ドル=137円台後半となった。
円高・ドル安を好感して電気機器や精密機器など輸出関連銘柄の一角が買われて、日経平均は続伸して3日連続で年初来高値を更新した。特に東京エレクトロンやアドバンテストが上げたことで日経平均を押し上げた。ただ、日本は5連休を控えており、その間に海外では重要経済指標が相次いで発表されるので利益確定売りも多かったため上値は抑えられた。
日経平均の日足チャートを見ると、3日連続で窓を空けながら上昇した(三空踏み上げ)後、売りに押されて陰線で終えた。昨年8月17日の高値@29,222円をザラバでわずかに更新したため目標達成感もあり、チャートで見る限り、当面の上昇エネルギーを使い切った線となった。それでも連休明け後に高値更新をするなら、それは日本株相場の底流でまだほとんどの人が気付いていない大きな変化が起こっていることを暗示する。
33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、証券(2位)、海運(3位)、その他金融(4位)、食料品(5位)となった。
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