先週末、カリフォルニア州のシリコンバレー銀行が破綻し世界的に銀行株が急落。
米国の銀行は1000億$、欧州の銀行も500億$の時価総額を一気に失いました。
ただ同行の業務は主に新興ハイテク企業やベンチャーキャピタルが対象で
同行の破綻が米国の金融システムに与える影響は軽微だと考えられていますが
預金総額1750億$のうち89%が保護対象外となっており
ハイテク企業に連想売りが広がることも懸念されます。
破綻の原因は、同行の投資対象が主に米国債だったためと言われており
FRBの金融政策に少なからず影響を及ぼすかも知れません。
因みに3月のFOMCでは0.25%~0.5%の利上げが予想されていただけに
株式市場も債券市場も固唾を呑んで見守ることになりそうです。
3月FOMC(21~22日)まであと8営業日。
14日にはCPI(事前予想、前同比+6.0%)の発表もあるため
個人的には出来るだけ資金を温存し、様子見に徹するのが賢明だと思います。