影さんのブログ

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外債投信のリスクは?

世間様はボーナス時期となり、銀行各行も定期預金の金利キャンペーンを始めておりまする。とは云え、日銀が10月に利下げを行ったため、只でさえすずめの涙だった我が国の定期預金金利は、今や外人までも"Tears of sparrow"なんて云いそうなくらい、もはや誰もが知る低金利状態かと。

そこで拙者も考え申した。思えば3年前、17年ぶりに投資活動を再開した際、外債型投資信託、日興グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)に着目したものの、基準価額(当時¥8,000/口以上した)を割高と判断し止めた経緯がござりました。

今やそのグロソブも円高の影響を受け¥6,000台。「おっ?」と目を惹き、ちょいと配当金を計算してみると、毎月分配型でも今の基準価額で年間の配当金が基準価額の7.8%くらいになる。これは悪くないのではあるまいか?

そこで手数料、信託報酬等を計算してみた。

年間配当見込み:約7.8%、ふむふむ。

あっ、ここから税金10%引かれるのでござった。とすると、約7%ちょい。早くも目減り(-_-;

手数料:SBI証券はゼロ、これは嬉しい
信託報酬:▲1.3125%
信託財産留保:▲0.5%

あれ?年利約5.2%…(-_-; これをどう捉えるか。確かに円定期はキャンペーンでも金利1%程度だが、こちらはほぼノーリスク。グロソブはちょっとでも円高になったら、5%くらい簡単に吹っ飛んでしまうのでは…(-_-;

ましてや兼ねての世界同時株安を受け、各国は利下げを行っており、このままでは配当金の目減り、もしくは基準価額を下げざるを得ない事態もありうるかと…( ̄o ̄;

毎月分配型でなく配当再投資型はどうかというと、結局は複利で増やすことが主眼なのでござるが、果して半年先、一年先の金利、為替はどうなっているかなど誰にもわからぬもの(もしわかるならFXで大儲け)なので、これも残念ながら何らヘッジにはならぬかと…

どうも非リスク商品とは円建て商品、つまり円定期、円建て国債・社債あたりで落ち着くようでござる(^^;

もし、「これは」という金融商品をご存知の方、是非ご伝授下され。

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[明日は何の日 12/8(月)]
・太平洋戦争開戦の日(云わずと知れた真珠湾攻撃の日)
・Lennon's Day(これも説明不要かと。あの日は寒い一日でござった…)

・誕生日:名古屋章、杉浦直樹、藤村俊二、キム・ベイシンガー、大竹一樹(さまぁ~ず)、和久井映見、稲垣吾郎(生年順・敬称略)

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なお、今回グロソブを採り上げたのは、やはり我が国最大の資産残高を誇る投信故、顕著な例としてでござる。特に他意はござりませぬ。どうぞご理解のほど。
6件のコメントがあります
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    チョコバリさん
    2008/12/7 21:26
    影さん、こんばんは!!

    ノーリスク&ハイリターンは無いような気が・・
    社債も倒産リスクが伴いますので、国債から1%の上乗せ位で何年も償還できないのも辛いかもしれません。

    円建は為替リスクがありませんが、サムライ債のデフォルトは記憶に新しいところだと思いますので・・・

    http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33772720080916
    ↓↓これもですね
    http://www.asahi.com/special/08017/TKY200810270337.html

    やはり、金利下がりましたが国債かキャンペーン定期でしょうか?
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    影さん
    2008/12/7 21:51
    チョコバリ殿、

    おおっ、拙者日記へのご来訪かたじけのうござる。心より歓迎致しまする(^^)

    ご指摘の通り、リスクとリターンは常に相関関係にあるものでござりましょう。リーマンのサムライ債は、拙者も記憶に新しいところでござりまする。

    やはり手堅く行くのが一番安全なようでござりまする(^^;

    どうぞ、、またお気軽に遊びにいらして下され(^^)/
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    yoc1234さん
    2008/12/7 23:11
    まだ債券のほうが下げ幅が少なく、戻る確率が高いが、株より安全ですが、円定期に比べればハイリスクですね。20年前に郵便局に定額で預ければ4倍くらいになったでしょうが。株では同じぐらい、金では3分の1以下、ちなみに原油なら10倍ぐらいでしょうか?昔から相場は売り買いができるようにすると売ってみたくなり、相場は下がります。日本の証券もミニで誰でも売りができるようにした東証や大証のミスでしょう。自ら首をしめたようです。金が下がったのもいい例です。上海株も大証のETFが出来たとたんに下げました。
    もともと江戸時代に相場の過熱感を下げるために売れるようにしたのが取引所の始まりです。原油は産油国同士でヘッジ売りで下げています。
    資金を大事にしたいなら定期に預けるべきでしょう。デフレでは特にそうです。
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    影さん、こんばんは。

    外債投資ならば、投信買わなくても、外国債を直接買ってしまったほうが、手数料的にもおトクな気がします。

    私はユーロだと、満期25年と5年の国債、ユーロMMFを均等保有しています。
    こうすると、金利にたいしてそれぞれ違う値動きをするので、ある程度の金利変動ヘッジが可能です。
    毎年の信託報酬もないですから、コスト的にも有利だと思います。
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    影さん
    2008/12/8 01:06
    yoc1234殿、

    コメントかたじけのうござる。

    なるほど仰る通りかと。拙者、思いまするに円定期や円建て債権は長期的に持っておかねばならぬもので、株やその他のリスク資産については、短期・中期で売り買いしていかねばならぬものと認識しておりまする。

    この20年を見ていると、株は1989年のバブル時を最大ピーク、次いで2000年のITバブル、さらには直近高値の2007年7月と3つの山をつけ、谷は¥7,000前後というように、上げ下げは仕方なきかと。

    いわば「動かせるお金」をリスク資産へ。そして「動かせないお金」を預貯金へという区分けが肝要なのでござりましょう(^^)
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    影さん
    2008/12/8 01:14
    ストアナこと森義男殿、(^^)

    貴重なご意見かたじけのうござる。

    実は拙者も海外債権の購入は考えたものの、単一通貨では怖いかなと考え、通貨を分散できる投信で考えた次第。

    中期・長期の国債、MMFを持つという忍術は気がつきませんでした。是非考慮させて頂きとうござる(^^)
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