膠着

[じろちゃんさん]

日経平均は－194円8,328円と3日ぶりに反落。最近では珍しく日中の値幅は138円と２ヶ月半ぶりの小さなものとなり膠着感を強めている。
ただNYﾀﾞｳが－223ﾄﾞﾙと２営業日連続で大幅安となった割りには底堅い印象もあり、ネックラインとして意識される10/10安値8,115円は維持している。

「恐怖指数」と言われるVIX指数は17日のNY市場で69.2と、最悪の「総悲観」の定義である30超という基準を遥かに上回っている異常事態になっているが、再び騰勢を強めている。
ｱｼﾞｱ株は大規模な景気刺激策を発表後堅調であった上海株が－6.3％、香港株も－4.5％など軒並み安となり、欧州市場と今晩のNY市場が大幅安となれば再び世界同時株安の懸念も意識されるところ。

注目された引け後の三菱ＵＦＪ銀行（8306）の決算は中間期の連結経常利益は前年同期比62.2減、連結純利益は同64.2％減、通期の業績予想は従来予想を据え置き、ほぼ市場予想どおりとなったが、大規模な公募増資を発表しておりネガティブ。

昨日－223ﾄﾞﾙ8273ﾄﾞﾙと大幅安となったNY市場が注目される。13日に8000ﾄﾞﾙ割れまで突っ込んだ際にはﾊﾞｰｹﾞﾝﾊﾝﾀｰが押し寄せ一気に800ﾄﾞﾙ持ち上げ一時的に持ち直している。
今晩もし－300ﾄﾞﾙ程度下げた場合同様の事が起これば、日経平均も8000円～8115円のｿﾞｰﾝは短期的には大きな買いﾁｬﾝｽとなる可能性がある。
このｼﾅﾘｵを念頭に置き、明日日経平均が300円程度下げるようなら利が乗っている空売り株を処分し上昇率の高そうな銘柄に買いを入れてみたい。

現在、CME先物はNYﾀﾞｳが戻り基調だが昨日終値比－80ﾄﾞﾙと軟調、NIKKEI225は日中終値比－100円程度、欧州市場は－1.5％程度で軟調に推移、為替は96円台半ば。
昨日はNY市場は引けにかけ急落し相変わらず最後まで分からない。