海運株が総じて堅調、運賃市況の軟化も目先織り込み配当権利取り狙いの買い◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などをはじめ海運株が総じて強い動きをみせている。地政学リスクを背景としたコンテナ船運賃市況の上昇もここ最近は頭打ちとなり、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数も直近は下落歩調を強めている。海運市況の軟化を背景に3月に入ってから海運セクターの株価は調整色をみせていたが、目先売り一巡感も観測される状況となった。今3月期年間配当は軒並み大幅減配となっているが、商船三井の配当利回りは足もとで4%を超えるなど依然として高く、きょうが3月期決算企業の権利付き最終売買日ということもあり、インカムゲイン狙いの買いも誘導しているもようだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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