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購買力平価とドル円(円高カルトへの信頼感)

 ドル円が110円接近。
 購買力平価に近くなってきた。
 これをドル円レートの適正化であり必然的という論者がいるがそれは誤り。
 それは購買力平価自体が動くことを無視した暴論である。
 
 直近のドル円レートの購買力平価接近は、日銀の金融緩和不足(常に後ずれ小出しの緩和。黒田日銀でも結局変わらず)に感応した動きに過ぎない。
 それは必然でも何でもなく、日銀がまともな金融政策をしていれば、こんなにひどい円高にはならない。

 発足当初以外、「後ずれ小出し期待冷ましの金融政策」を取り続ける黒田日銀の怠慢は報じず(実際、コアコアインフレ率は0~1%の低インフレで推移)、やたら持ち上げる論説が多いので(一般のTV・新聞はほぼ100%そう)、一般国民にはそれが分からない。

 国民が黒田日銀の怠慢をアベノミクス失敗と勘違いし、アベノミクスはけしからんとなって、それに抗して金融緩和推進をやれる骨のある政治家がいなければ、金融緩和抑制、日銀の円高政策固定に自爆誘導されることになるかも知れない

 マスコミ論説に左右されてアベノミクスけしからんとなる国民は、国民の5割程度だが、どうせ選挙に行かないし層である。 彼らは、3日経てばアベノミクスのことも忘れてしまうヒト達なのだが、今の政治家はそちらに右往左往してこれら無効票の国民5割層ともども自爆しがち(もしくは左翼カルトの国民1割層=マスコミ・左翼の言いなりになりがち)、、、(--;


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 購買力平価は固定したものではない。

 日本の金融政策が他国より引き締め的(国内景気抑制的)であり続ければ、購買力平価は下がっていき、ドル円レートもそれを追うように円高(100円→70円など)になっていく。
 これが1975以降、長期的に起きていることである。

 アベノミクスのインフレ目標政策はこの流れを反転させるものだったから、購買力平価に上昇圧力がかかり、ドル円レートはそれを先取りするように円安(70→120円など)になっていった。

 直近のドル円の円高化、購買力平価への接近は、投機的な動きが主だが、その背景には日本のインフレ目標政策の持続性への疑義、日銀の金融緩和姿勢の本気度への疑義がある。 

 米国景気失速に感応した日本のインフレ率低下(景気低下)に対し、日銀がさしたる方策を取らない、むしろ、他国よりも金融引き締め的に動いてしまう、、、という過去のパターンへのデジャブ。

 1975以降の為替トレンドを見れば分かるように日銀は世界でもダントツで通貨高好き(デフレ好き、景気停滞好き)なので、その自爆的金融政策への信頼感(笑)から、世界的リスクオフ局面では円高になりがち

 これは、日本経済への信頼性からの円高でなく、円高カルトの日銀への信頼性での「リスクオフでの円高」。 「何かあったら、あのバカに付け回ししておきゃいいや」的な感覚である。

 この逆が「有事のドル買い」で、こっちは「あのヒトに任せておけば大丈夫」的な感覚






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    金融政策
登録日時:2016/02/13(12:01)

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