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★★★書評「国家はなぜ衰退するのか」(自由化は経済発展の礎)

「国家はなぜ衰退するのか」(早川書房、アセモグル&ロビンソン)

書評★★★★4つ(満点5つ)。 理にかなった本ですが冗長すぎ。 でも国際ポートフォリオ構築のためのマクロ分析に重要な示唆を与えてくれる本。

 

 この本で書かれてくれることは簡単に言うと、国家は収奪的な運営がなされるようになると衰退する、ということ。

 分かりにくい表現ですよね(--;

 簡単なことを分かりにくく言うな、と言いたい。

 つまり、ギブあんどテイク(=公正=市場原理)からかい離すると国家は衰退する、ということです。

 

 国家の衰退=経済の衰退、、であり、経済活動の基盤は公正さですから、これは至極当然の結論。

 より良い製品、サービスにより高い価格、報酬が支払われない社会では、経済活動は停滞し、経済は衰退し、軍事力、政治力は損なわれ、国家は衰退していくのです。

 

 公正のレベルは時代毎に異なりますが、その時代、時代でより公正度の高い国家運営をしている国家のほうが繁栄していくのです。

 

 だから、民主化がいち早く進んだ英国は大英帝国の繁栄を築き、農奴制の帝政ロシアから農奴解放を行ったソビエト連邦はその初期において経済発展した。

 ソ連は、やがて社会主義の悪平等が進み、公正度が国際水準より低下するにしたがって、他国と比べ相対的に(!)衰退することになる、、ただしそれ以前のソ連と比べ絶対的には衰退していないことに注意。 絶対的に衰退しないことは、相対的に衰退しないことを意味しない。 絶対的に衰退しなくても、相対的に衰退すれば、侵略され放題の国、崩壊国家になるのは防げない。 だから、現状維持、低成長国家でもいい、という論調は非常に危険と思います

 

 さて、戦前の日本も、本日の他日記で書いたとおり、経済活動が自由(ほぼ放任)で、階層移動の公正度が高かった。 だから、当時としては世界有数の高成長国家でした(年率数%成長は当時としては高成長)。

 華族制はあったものの、民主主義が漸次拡大し、社会的公正度、自由度は相対的に高かった。

 戦前日本を官僚独裁国家とみるのは誤りで、これは戦時中だけのことに過ぎない(戦前の鉄道史をひも解くとそれがよく分かる、、、自由放任の活力ある競争時代、サービス・技術向上の時代から官制鉄道化で停滞化、赤字垂れ流し化へ)

 日本が官僚独裁の不公正国家、悪平等国家になったのは戦時中と現在だけである。。。さて、日本の政治はこのままチンタラ、官僚様をあがめたままで良いのでしょうか?

 官僚はやらなくても良いことまでやりまくって(公正化など成すべきことはなさず)、世間に嫌われ、崩壊へのカウントダウンを刻むだけで良いのでしょうか?

 

 

(補足) 公正化=民主化ではないですが、公正度が高まり、経済発展し、国民に富が蓄積されると、おのずと国民の政治力が強まり民主化が進む。 で、公正度が高まるには、経済の自由度が高まらねばいけない。 自由度が高まると、お互い押し合い引き合いするなかで、中長期平均でみれば公正な状態が保たれるからです(つまりは市場原理)。 役所の経済介入(事前介入)はこの働きを阻害する。 役所がなすべきは事後の不正摘発、しかも格差なき公正な不正摘発だけで良い

 さて、自由化>公正化>経済発展>民主化>自由化>、、、という正の循環が経済を「相対的に」発展させ、国家を「相対的に」発展させ、国民の富と安全を高めます。 だから、国家競争の勝者は、自由化競争の勝者である。 で、この競争は民主化競争、経済競争と並行して進んでしまうので、国家間の軍事紛争を起きにくくさせる(^^(必然的にマイナスサムゲームになる軍事競争がアホらしくなり、必然的にプラスサムゲームになる経済競争が選好されるようになる)。 

 

(補足) 原著の英文では衰退国家はextractive、繁栄国家はinclusiveと書いているから、原著の本意は繁栄国家はミクロ経済(民間経済活動)に不介入でマクロ経済のみに注力、衰退国家はその逆でミクロ経済に介入、、ということではないだろうか??  和訳は収奪vs公正だが、原著の本意は自由vs管理ではないか?? だとすると、原著のほうが繁栄条件のより深いとこを書いていると思う。 本書が分かりにくいというよりも、和訳本がアホ(左翼発想?)なのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

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登録日時:2013/07/28(10:08)

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