jojuさんのブログ

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★景気対策の財政出動は超愚策@民主党政権(自民政権でも)

 政府の公共投資など財政出動は、持続的需要のないとこに供給を貼り付けるので、デフレの先送りにしかならない

 

 例えば、無駄な道路整備にガンガンお金をかけて、建設業の労働者を増やしてしまえば、彼らの雇用を守るために、持続的にばらまき続けねばならないが、そんなことは無理なので、失業者増大=デフレ要因となる。

 結局、ガンガンばらまく前のデフレ圧力が先送りされるだけに終わる、、つーか、本来、もっと需要のあるとこに就職し、将来性のある技能を身につけられたヒトを単純労働者にしてしまうので、デフレ圧力はむしろ拡大されるのです

 

 また、財政出動は金融緩和の効果を削いでしまうので(マンデルフレミング則)、金融緩和が過剰になりバブルを生みやすくなる

 バブルは常にデフレとセットであり、両方を均せば、バブルを起こさないほうが差し引きプラスなのです。 ジェットコースターのような景気変動が良いわけはない。

 

 さらに、財政出動は民間経由、市場経由でなく、恣意的に行われるので、政治家や官僚の利権を確実に、かつ隠密に肥大化させる

 恣意的なバラマキに依存する競争力の低い企業、業界を生み出す

 

 以上から、財政は無意味に悪化していくことになる

 

 景気対策としての財政出動は超愚策。

 大恐慌の震源地での一時的避難措置には良いが、それ以外では超愚策。 今回、日本は大恐慌の震源地ではない。

 

 

(補足) 今回は単純な公共事業でなく、あちこちにばらまいてますが、それでも政府による『集中』投資になるので上記のセオリーどおりになる。 本来の需要以上に需要を一気に膨らますので、事後に過剰供給残存の問題が起きるし、政府経由なので最適配分にはならない。 どこにばらまくにせよ、恣意的になるゆえ、利権の埋め込みも常に起こりえます。

 

 

 

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