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書評『この世で一番おもしろいマクロ経済学』(ダイヤモンド社)

 ★5つ(満点10)

 

 景気低迷局面で書かれた本なのでケインズ経済学に甘く、左がかったところもあるのがマイナス点。

 それでも、日本のようにマルクス経済学(学?)まで持ち出さないとこはマトモです(大体、マルクスは科学でないし、宗教学(カルト系)で扱うべきもの)。

 

 リーマンショック後に書かれた本なので、人間不信、金融システムに対し過度に悲観的になっている点(p.163)もややマイナス。 

 

 人間が起こすモラルハザードもリスクテイクの過剰も、金融政策(通貨供給や資本規制)でコントロール出来る部分が大きく、リーマンショックも結局はモラルハザード、リスクテイクの問題でなく、それ以前の金融政策のミス(エキゾチック市場の見落とし)に起因してます。

 

 そうそう悲観することもないのです。

 本質的な問題は、好景気で中銀・政府の監視自体が緩んだことであり、金融政策が機械的に執行されるならば、こういう問題は回避されやすくなるのかも、、です。

 

 あと、リーマンショック後に米国でケインズ的財政政策が取られた、と書かれているのは誤り。

 連邦政府は財政出動でも、地方政府は緊縮財政だったから、マクロ的には財政中立だったのです。

 

 漫画なので面白く読め、『ビジネス社会の法則』(こちらもお薦め)についでニヤリと笑える硬派?漫画本でした。

 

 

(補足) 結局、マクロ経済政策というのは短期的・一時的利益に溺れるか(=大不況震源地以外でのケインジアン)、長期的持続的利益に踏ん張るか(古典派経済学&大不況震源地でのケインジアン)、の選択なのです。

 あ、宗教、カルトに逃避するという選択もあります(^^;(=社会主義やマルクス経済学(学?))。

 こういうのは国家経営(=選挙の投票行動。常時ケインジアンの自民党か、古典派主体の第三極か、はたまたカルトの民主党その他を選ぶか、、)にも、会社経営にも、仕事にも、投資にも、人生にも当てはまりますね

 

(補足) この本の最大の誤りは、モラルと経済成長が相反すると見ている点、福祉的ばらまきをモラルと見ている点、つまりは左翼臭が強い点。 モラルと経済成長は市場原理を介してリンク(両立)するだが、その点が曖昧。 市場原理が働かないお役所(政府)はモラルハザードの温床になりやすい点も分かってない。 お役所(政府)を正義の味方的に捉えるのは左翼的誤解です。 お役所やその財政出動は、国民がしっかり監視しなければ、利権・悪(フリーランチ)にまみれるのです、、市場原理が働かないゆえ

 

(補足) 中長期的に見れば(古典派経済学的に見れば)、ダンピングも為替操作も問題ない、という論説は経済的には正しいです。 しかし、世の中は経済だけで動いているわけではない。 軍事もあり、それは無くすことが出来ず、経済とリンクしている。 攻撃的な独裁国家(中国)が為替操作(通貨安固定)で稼ぎ、先進国企業を引き込んで技術を盗み、それらを侵略的に軍備拡大に使えば大きな問題になります。 経済単独で見れば問題ないことでも、軍事・政治も併せて総合的に見ると大問題なのです。

 経済専門家は軍事音痴で、軍事専門家は経済音痴なので、米国含め先進国の対中政策はちぐはぐなものになっている。 これは危険なことです。 経済、軍事を総合的に見るべき政治家がしっかりしないといけない。  

 

 

 

 

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    投資雑感
登録日時:2012/07/07(10:16)

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このブログへのコメント

1~2件 / 全2件

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    2012/07/08(00:10)

    僕それ面白そうだったから、ミクロとマクロ両方買いましたよ☆

    あと藤沢数希の「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」も一緒に買ってみました。

    小さな政府や、ケインズ的財政出動の否定、なるべく民間に任せて市場原理に委ねればおのずと経済は最適化される、とか、JoJuさんの意見と合いそうなこと書いてありましたが、

    「金融政策には限界がある」と若干否定的だったので、そこは合わなそうかな?
  • 通報する

    2012/07/08(13:04)

     藤沢さんの本は立ち読みしかしたことがないけれども、???の点が多々ありました。

     まあ、昔と今では、より合理的なほうに論調の修正が成されているのかも知れませんね。

     であれば、良いことです。

     

     金融政策に限界がある、とは期待インフレを考慮してないヒトが良く言うことです。

     最近では、中銀がびびりモードに入っているので、政府をけん制するため、中銀トップがしばしば、そういう言い方をします。

     これは現下の経済状況からして、危険なことと思います。

     

     財政(=国民の稼ぎ)には限界があるので、財政政策には自ずと限界がある

     しかし、通貨価値の調整に過ぎない金融政策には限界がないのです

     金融政策に関してあるのは、それが経済状況に照らして適正や否や、それだけ

     

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