jojuさんのブログ

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民主主義からの乖離=社会主義化=衆愚政治化=経済停滞

 ギリシャの混乱に絡んで、民主主義=衆愚政治だからそうなる、という論調があります。

 

 ホントにそうでしょうか?

 

 民主主義からの乖離=権力集中です。

 権力は腐敗する、絶対的権力は絶対的に腐敗するのです。
 こういう社会では、愚鈍でない政治家も愚鈍化するのです。

 どこからもチェックを受けないトップは必ず愚鈍化します。


 つまり、民主主義でないほうが、愚鈍な政治家が権力を握り続けることになります。

 民主主義度が低いほど、衆愚政治になりやすいのです。


 
 
 で、ギリシャは民主主義度が低いです。
 実態は、官僚天国の社会主義(=官僚統制経済=選挙で選ばれない官僚への権力集中)です。
 権力集中・権力安泰で政治家・官僚は愚鈍化するし、国民は社会主義のバラマキで愚民化する。

 だから、政治が衆愚に堕する。

 

 さて、日本はどうでしょうか?
 民主主義度が高いでしょうか?

 

 日本に衆愚政治の危機があるとしたら、それは民主主義のせいではなく、むしろ民主主義度が低下しているからでしょうね。

 国民の政治に対するチェックがゆるんでいるか、社会主義的バラマキ拡大で愚民化が進んできたから、そうなるのだと思います。

 

 

(補足)高度成長後半(昭和40年代)以降、左翼運動の拡大に煽られ、福祉の必要以上の拡大やら利権バラマキの拡大やら、社会主義化が徐々に進んで来たのが日本の社会。

 この傾向はオイルショックやバブル崩壊など経済危機の度に強まって来ました。

 この流れを止めようとしたのが小泉改革ですが、この成果も民主党政権下で消され、更に社会主義化が強まったのが今の日本の状況。

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