ベルーナ、上期経常を一転8％減益に下方修正、通期も減額

　ベルーナ <9997> [東証Ｐ] が10月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の58億円→46.7億円(前年同期は51億円)に19.5％下方修正し、一転して8.4％減益見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の157億円→150億円(前期は145億円)に4.5％下方修正し、増益率が8.0％増→3.2％増に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年3月期第2四半期（累計）連結業績予想につきましては下記理由等により営業利益が当初予想を大きく下回る見通しとなりました。また、営業利益が当初予想を下回ったことに伴い、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益についても当初予想を下回る見通しとなりました。(主な修正理由)・プロパティ事業において予定していた海外不動産の売却案件が第3四半期以降に後ろ倒しとなりました。この影響による当初予想との差異は売上高△2,912百万円、営業利益△866百万円となります。・ナース関連事業において新型コロナウイルス感染拡大の影響が一巡し、マスクやパルスオキシメーター等の医療雑貨・消耗品需要の縮小により、当初予想以上に既存顧客のレスポンスが鈍化しました。ナース関連事業における当初予想との差異は売上高△524百万円、営業利益△432百万円となります。　また、2023年3月期の通期連結業績予想につきましても、アパレル・雑貨事業、ナース関連事業において、新型コロナウイルス感染拡大の影響の一巡に加え、為替における円安進行、原材料価格の高騰による商品価格上昇に伴う顧客レスポンスの悪化・収益性の悪化が見込まれることから当初の業績予想を修正いたします。　なお、今回の業績予想修正に伴う配当予想の修正はございません。※この資料に記載されている業績等の予想数値は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。