グローセル、前期経常を赤字縮小に上方修正

　グローセル <9995> が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の3億3000万円の赤字→2億6000万円の赤字(前の期は500万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の2億4500万円の赤字→3億6600万円の赤字(前の期は6500万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億2700万円の黒字→1億9700万円の黒字(前年同期は1400万円の赤字)に55.1％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　前回予想から、売上高はほぼ予想通りに推移いたしましたが、売上原価率の上昇による売上総利益の減少により営業利益の赤字幅拡大、円安の進行による為替差益の計上により経常利益の赤字幅縮小、繰延税金資産の取り崩しにより親会社株主に帰属する当期純利益の赤字幅拡大となる見込みとなりました。これらの事を踏まえまして、通期の連結業績予想を修正いたします。　※１株当たり当期純利益の算出にあたり、今回修正予想では2021年3月31日時点の期中平均株式数（自己株式数を除く）を用いております。なお、株式付与型ＥＳＯＰ信託口及び持株会型ＥＳＯＰ信託口が保有する株式（2021年3月31日時点：1,723,720株）についても、自己株式に含めております。　上記の予想は本資料発表日現在において想定できる経済情勢、市場動向などを前提としています。実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。