東テク、前期経常を9％上方修正・最高益予想を上乗せ

　東テク <9960> [東証Ｐ] が5月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の75億円→82億円(前の期は71.2億円)に9.3％上方修正し、増益率が5.3％増→15.2％増に拡大し、従来の11期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の45.3億円→52.3億円(前年同期は45.8億円)に15.4％増額し、一転して14.1％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　※ 本日開示しております「特別調査委員会の設置及び2023年3月期決算発表の延期に関するお知らせ」にて記載のとおり、決算業務に遅れが生じておるため、見通しが立ち次第公表いたします。　2023年3月期の連結業績予想につきましては、主に首都圏を中心とした大型再開発案件の増加など良好な受注環境を背景に、特に工事セグメントにて順調に売上が伸長しております。連結売上高の増加に比例し連結営業利益、連結経常利益とも前回発表予想数値を上回る見込みであります。なお、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記注釈のとおり見通しが立ち次第公表いたします。　2023年3月期の期末配当予想については、2022年5月13日に公表しております配当予想を修正せず、期末配当金は1株当たり98円を見込んでおります。　当事業年度の個別業績においては、主に首都圏を中心とした大型再開発案件の増加など良好な受注環境を背景に商品販売事業セグメント・工事事業セグメント共に順調に推移したため、売上高が前事業年度比12.7％増加し、これに伴う各段階利益額も前期実績を上回る見込みとなりました。