サガミＨＤ、前期最終を83％下方修正

　サガミホールディングス <9900> が5月7日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結最終利益を従来予想の4億4000万円→7600万円(前の期は5億9700万円)に82.7％下方修正し、減益率が26.3％減→87.3％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の7億4000万円→7億6500万円(前の期は9億6000万円)に3.4％上方修正し、減益率が22.9％減→20.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億8500万円の黒字→1億7900万円の赤字(前年同期は1億5800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　わが国経済は緩やかな景気回復基調で推移したものの、外食産業におきましては、依然として消費者に根付いた低価格志向は変化がなく、原材料価格の高騰や人手不足による人件費の上昇など引き続き厳しい経営環境が続いております。このような環境を踏まえ、当社グループは、お客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しながら、店舗の改革を進めてまいりました。その結果、連結売上高は266億36百万円と業績予想を１億36百万円上回り、連結営業利益、連結経常利益においても、業績予想をそれぞれ15百万円、25百万円上回る見込みとなりました。しかしながら、上述の特別損失を５億４百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は、76百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益が当初の予定を下回る見通しになりました。※上記の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上