シャルレ、前期経常を2.8倍上方修正

　シャルレ <9885> [東証Ｓ] が4月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→3億円(前の期は17.2億円)に2.8倍上方修正し、減益率が93.8％減→82.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.5億円の赤字→0.3億円の黒字(前年同期は5.5億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、当社のレディースインナー等販売事業における衣料品類（数量限定の季節商品）の販売が伸び、計画を上回る見込みです。　利益面につきましては、売上高が増加し、レディースインナー等販売事業で在庫ロスの低減が図れたことなどによって営業利益、経常利益は計画を上回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純損失は営業利益・経常利益は大幅に増加するものの、ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業を営む子会社の真鍮部品・金属切削加工事業（以下、「金属加工事業」）の切り離しによる特別損失（減損損失及び事業整理損）が発生するため、前回予想をやや上回る見込みです。●特別損失の発生及びその理由　2023年2月28日に「連結子会社の新設分割及び新設会社の株式譲渡並びに連結子会社の商号変更に関するお知らせ」で開示しました通り、当社連結子会社は2023年3月31日をもって新設分割及び新設会社の株式譲渡を行いました。それにより連結子会社が営むウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業において、事業再編のための会社分割に伴い発生した金属加工事業の減損損失87百万円、並びに株式譲渡による事業整理損80百万円を特別損失に計上することになりました。　またレディースインナー等販売事業においては、当社の通販用ウェブサイトでの外部からの不正アクセスに伴う個人情報漏えいに関する調査費用を特別損失として16百万円計上することとしました。　 (注)上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成しております。予想には様々な不確定　　　 要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想と異なる場合があります。