セキドが年初来高値更新、２１年３月期業績は計画上振れで着地

　セキド<9878.T>が続急騰し、一時ストップ高の１７８４円に買われ年初来高値を更新した。１４日の取引終了後、集計中の２１年３月期単独業績について、売上高が６７億４０００万円から６７億７０００万円（前の期比２．３％増）へ、営業利益が５７００万円から１億７０００万円（前の期３億７９００万円の赤字）へ、最終利益が８００万円から１億６００万円（同５億７８００万円の赤字）へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。

　店舗で固定客への高単価商品の販売を強化したことに加えて、美容部門で昨年１１月から韓国コスメの人気ブランド「ＭＥＤＩＨＥＡＬ（メディヒール）」の日本総代理店となり新商品を投入したことで売り上げが伸長した。外商部門での新型コロナウイルス関連の特需も寄与した。また、新聞折り込みチラシやダイレクトメールなどの紙媒体による販促費を削減したほか、人件費の合理化に努めたことも寄与した。

出所：MINKABU PRESS