英和、今期経常を63％上方修正、配当も17円増額

　英和 <9857> [東証２] が2月1日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の8.6億円→14億円(前期は17.6億円)に62.8％上方修正し、減益率が51.3％減→20.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.8億円→9.2億円(前年同期は10.9億円)に2.4倍増額し、減益率が65.2％減→15.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の17円→34円(前期は37円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年５月15日に公表した通期連結業績予想発表時点において、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、国内市場におきましても、設備投資を手控える動きやサプライチェーンの停滞に加え、テレワークや時短勤務による営業活動の制限等の影響が予想される等の一定の仮定を置いたうえで、業績予想を算定しておりましたが、当社グループの事業領域である社会インフラ市場において、増加する自然災害に対する防災・復旧に使用する各種産業車両や社会インフラ設備に付帯する機器の販売が、当初想定を上回り堅調に推移しております。また利益面におきましては、最重要課題である高付加価営業の強化による利益率の確保及び販売管理費の圧縮等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回発表予想を上回る見込みです。

　　当社グループは株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と認識しており、将来における安定的な企業成長と経営環境の変化に対応するための内部留保金を確保しつつ、経営成績に応じて株主の皆様への利益還元を実施することを基本方針としております。 　上記方針に基づき、2021年３月期の期末配当予想につきましては、通期業績予想の上方修正を受け、前回予想に比べ17円増額の１株当たり29円に修正いたします。 (注) 本資料で記載されている業績予想等の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき記載したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性がありますことをご承知おきください。