決算マイナス・インパクト銘柄 … スギＨＤ、島忠、アークス (1月6日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の1月5日から6日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　島忠 <8184>
　17年8月期第1四半期(9-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比14.9％減の29.1億円に減り、9-2月期(上期)計画の69.4億円に対する進捗率は42.0％にとどまり、5年平均の50.3％も下回った。

▲No.2　ダイセキ <9793>
　17年2月期の連結経常利益を従来予想の77.2億円→73.4億円(前期は79.5億円)に4.9％下方修正し、減益率が3.0％減→7.7％減に拡大する見通しとなった。

▲No.3　フジ <8278>
　17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比0.8％減の53.3億円となり、通期計画の85億円に対する進捗率は62.7％となり、5年平均の63.8％とほぼ同水準だった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<8184> 島忠 　　　　　東１　　 -7.65 　　1/ 6　　　1Q　　　-14.85
<9793> ダイセキ 　　　東１　　 -6.62 　　1/ 6　　　3Q　　　-11.47
<8278> フジ 　　　　　東１　　 -6.14 　　1/ 6　　　3Q　　　 -0.76
<7649> スギＨＤ 　　　東１　　 -4.09 　　1/ 6　　　3Q　　　 -9.02
<8008> ４℃ホールデ 　東１　　 -3.22 　　1/ 6　　　3Q　　　 24.84

<9948> アークス 　　　東１　　 -2.63 　　1/ 6　　　3Q　　　　7.01
<9903> カンセキ 　　　ＪＱ　　 -1.58 　　1/ 6　　　3Q　　　-15.93

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース