福井コンピは大幅反発、１９年３月期業績は計画を上回る

　福井コンピュータホールディングス<9790.T>が大幅高で３日ぶりに反発し年初来高値を更新している。前週末１９日の取引終了後、集計中の１９年３月期連結業績について、売上高が１１０億８０００万円から１１４億１４００万円（前の期比４．７％増）へ、営業利益が３７億１０００万円から４０億９６００万円（同１１．１％増）へ、純利益が２４億３０００万円から２８億８３００万円（同１９．０％増）へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。

　経済産業省が実施したＩＴ導入補助金制度による販売効果が見られるなか、建築ＣＡＤ事業で、２０年省エネ基準義務化に伴うビルダーの省エネ住宅対応に伴い新規販売・既存販売が堅調に推移したことが寄与した。また、測量土木ＣＡＤ事業で、国土交通省が推進するｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ関連商品を投入したことなども貢献した。

　なお、業績予想の修正に伴い、従来３５円を予定していた期末一括配当を４０円に引き上げるとあわせて発表した。

出所：minkabuPRESS