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ナックのニュース
■中期経営計画並びに今後の展望・課題
ナック<9788>は、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画を進行させている。2025年3月期の目標値は、売上高75,000百万円、営業利益5,000百万円である。レオハウスの譲渡によって住宅事業への依存割合を低下させたが、今後は経営資源の再配置を行い、財務体質を強化して積極的な投資を実行することで、グループ全体の発展と成長を目指す考えだ。
目標値の達成に向けた課題としては、顧客件数の拡大のほか、クリクラ事業において1件当たりの消費量アップである。具体的な施策としては、炭酸水が飲める新型のマルチサーバー「クリクラShuwa」をはじめとする新製品を積極投入する。炭酸水が飲める「クリクラShuwa」は既存のサーバーに比べニーズが大きく、消費量の増加が期待できる。またショッピングモールなどでのイベント型営業にも注力し、顧客件数の増加を目指す。
レオハウス譲渡後の住宅事業については、これまで東京23区に注力していたケイディアイについて、リモートワークの普及に伴い、郊外戦略を活発化させる。ジェイウッドはコミュニティを利用した強固な基盤づくりを進める考えである。レオハウスが外れて規模が縮小したものの、暮らしに関するコングロマリット企業として、今後も住宅事業に力を注ぐ意向だ。
レンタル事業においては、ダスキンの他加盟店のM&A戦略を推進していく。そのほか、労働力不足に対応するため、人材派遣業のノウハウを持つ(株)バックスグループと合弁会社を設立した。これにより、ニーズが拡大している役務サービスの取り扱いを拡大させ、成長の原動力とする構えだ。さらに、自社製次亜塩素酸水溶液「ZiACO」の拡大が今後も期待できるだろう。次亜塩素酸水溶液は、元々ボトルの洗浄用として自社で生産・利用をしていただけに、大きな投資を必要としないのが強みだ
ダスキンの事業に関しては、2018年8月にダスキンと資本業務提携契約を締結したことで、さらなる事業拡大を目指していく。役務事業に力を注ぐほか、高齢者向けの介護用品・福祉用品のレンタル事業も拡充していく。一方、M&Aについては、ダスキン事業のほかにもそれぞれ展開する事業でシナジーが見込める分野を見定め狙っていく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<EY>
ナック<9788>は、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画を進行させている。2025年3月期の目標値は、売上高75,000百万円、営業利益5,000百万円である。レオハウスの譲渡によって住宅事業への依存割合を低下させたが、今後は経営資源の再配置を行い、財務体質を強化して積極的な投資を実行することで、グループ全体の発展と成長を目指す考えだ。
目標値の達成に向けた課題としては、顧客件数の拡大のほか、クリクラ事業において1件当たりの消費量アップである。具体的な施策としては、炭酸水が飲める新型のマルチサーバー「クリクラShuwa」をはじめとする新製品を積極投入する。炭酸水が飲める「クリクラShuwa」は既存のサーバーに比べニーズが大きく、消費量の増加が期待できる。またショッピングモールなどでのイベント型営業にも注力し、顧客件数の増加を目指す。
レオハウス譲渡後の住宅事業については、これまで東京23区に注力していたケイディアイについて、リモートワークの普及に伴い、郊外戦略を活発化させる。ジェイウッドはコミュニティを利用した強固な基盤づくりを進める考えである。レオハウスが外れて規模が縮小したものの、暮らしに関するコングロマリット企業として、今後も住宅事業に力を注ぐ意向だ。
レンタル事業においては、ダスキンの他加盟店のM&A戦略を推進していく。そのほか、労働力不足に対応するため、人材派遣業のノウハウを持つ(株)バックスグループと合弁会社を設立した。これにより、ニーズが拡大している役務サービスの取り扱いを拡大させ、成長の原動力とする構えだ。さらに、自社製次亜塩素酸水溶液「ZiACO」の拡大が今後も期待できるだろう。次亜塩素酸水溶液は、元々ボトルの洗浄用として自社で生産・利用をしていただけに、大きな投資を必要としないのが強みだ
ダスキンの事業に関しては、2018年8月にダスキンと資本業務提携契約を締結したことで、さらなる事業拡大を目指していく。役務事業に力を注ぐほか、高齢者向けの介護用品・福祉用品のレンタル事業も拡充していく。一方、M&Aについては、ダスキン事業のほかにもそれぞれ展開する事業でシナジーが見込める分野を見定め狙っていく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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