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ナックのニュース
■ナック<9788>の今後の展望・課題
今後の収益を考えるうえで最大のポイントになるのは、住宅事業の立て直しになるものの、前述したように、レオハウスの支店統廃合を進め2019年3月期に膿を出したことで、その効果が今期から本格化することになる。引き続きレオハウスについては不採算店の統廃合などによって固定費削減を進めるほか、人材など経営資源を適切に配分する方針だ。
さらに、ジェイウッドではコミュニティを利用した強固な基盤づくり、ケイディアイは首都圏に特化した営業戦略と建築コストの削減、suzukuriは異業種との提携を通じたターゲット層の拡大など、それぞれ施策を打ち出す。
好調なレンタル事業においては、ダスキンの他加盟店のM&A戦略を推進する。そのほか、労働力不足に対応するため、人材派遣業のノウハウを持つ(株)バックスグループと合弁会社を設立。これにより、ニーズが拡大している役務サービスの取り扱いを拡大させ、成長の原動力とする構えだ。
ダスキンのビジネスに関しては、2018年8月にダスキンと資本業務提携を締結したことで、更なる事業拡大を目指す。役務事業に力を注ぐほか、今期より高齢者向けの介護用品・福祉用品のレンタル事業に参入。計画として、この先の4年間で100事業の導入を予定している。
クリクラ事業のトピックスとしては、2018年10月から投入した自社製次亜塩素酸水溶液による除菌・消臭システム「ZiACO(ジアコ)」の販売強化が見逃せない。ニーズが高い製品であるうえ、元々次亜塩素酸水溶液は、ボトルの洗浄用に自社で生産をしていただけに、大きな投資を必要としないのが強みだ。
これまでクリクラ事業は季節性が高い事業だけにオフシーズンがあったが、今後は「ZiACO」の拡販により、年間を通じて稼ぐ事業に変革するだろう。今後の展開に注目できる。
一方、M&Aについては、ダスキン事業のほかにも、それぞれ展開する事業でシナジー効果が見込める案件を狙っていく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<MH>
今後の収益を考えるうえで最大のポイントになるのは、住宅事業の立て直しになるものの、前述したように、レオハウスの支店統廃合を進め2019年3月期に膿を出したことで、その効果が今期から本格化することになる。引き続きレオハウスについては不採算店の統廃合などによって固定費削減を進めるほか、人材など経営資源を適切に配分する方針だ。
さらに、ジェイウッドではコミュニティを利用した強固な基盤づくり、ケイディアイは首都圏に特化した営業戦略と建築コストの削減、suzukuriは異業種との提携を通じたターゲット層の拡大など、それぞれ施策を打ち出す。
好調なレンタル事業においては、ダスキンの他加盟店のM&A戦略を推進する。そのほか、労働力不足に対応するため、人材派遣業のノウハウを持つ(株)バックスグループと合弁会社を設立。これにより、ニーズが拡大している役務サービスの取り扱いを拡大させ、成長の原動力とする構えだ。
ダスキンのビジネスに関しては、2018年8月にダスキンと資本業務提携を締結したことで、更なる事業拡大を目指す。役務事業に力を注ぐほか、今期より高齢者向けの介護用品・福祉用品のレンタル事業に参入。計画として、この先の4年間で100事業の導入を予定している。
クリクラ事業のトピックスとしては、2018年10月から投入した自社製次亜塩素酸水溶液による除菌・消臭システム「ZiACO(ジアコ)」の販売強化が見逃せない。ニーズが高い製品であるうえ、元々次亜塩素酸水溶液は、ボトルの洗浄用に自社で生産をしていただけに、大きな投資を必要としないのが強みだ。
これまでクリクラ事業は季節性が高い事業だけにオフシーズンがあったが、今後は「ZiACO」の拡販により、年間を通じて稼ぐ事業に変革するだろう。今後の展開に注目できる。
一方、M&Aについては、ダスキン事業のほかにも、それぞれ展開する事業でシナジー効果が見込める案件を狙っていく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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