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*13:11JST NSW Research Memo(11):成長戦略と財務健全性を両立した財務戦略の実現を目指すなか、安定的な配当を継続
■株主還元策
NSW<9739>では、成長戦略と財務健全性を両立した財務戦略の実現による持続的成長を目指している。健全な自己資本水準を維持するとともに、将来の企業成長に必要な投資を継続し、研究開発、M&A・アライアンス、人材育成などにも投資を行う意向である。一方、株主還元については、財務状況及び業績に応じた安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としている。
2023年3月期の1株当たり配当金については、前期比5円増の年間配当55円(中間配当25円、期末配当30円)、配当性向は20.0%であった。また、2024年3月期の1株当たり配当金については、期初は前期と同額の年間配当55円(中間配当25円、期末配当30円)を予定していたが、好調な第2四半期決算を反映して、年間配当60円(中間配当30円、期末配当30円)に増額修正し、配当性向は22.6%となる見通しである。なお、2023年3月期の東証プライム市場の「情報・通信業」平均の配当性向は58.3%と高いが、これは2021年3月期までに比べて当期純利益が大きく減少しているのに対して配当金総額の減少が小幅にとどまるためである。一方、同社では安定した配当性向に基づく配当を継続しており、業績の増収増益基調に伴い柔軟に対応し増配を続けている。
同社では、売上高500億円規模へのさらなる業容拡大を目指しており、その過程でM&Aや他社とのアライアンスに資金を投じる可能性もあることから、大幅な増配よりも将来に向けた事業拡大を優先し、競争力の維持・向上を図る考えである。一方で、厳しい経営環境のなかでも安定的な配当を継続していることは、株主還元にも配慮する経営判断と評価できる。2024年3月期も引き続き保守的な業績予想に基づいた配当予想であることから、最終的な業績次第では期末配当の増額修正の可能性もあると弊社では見ている。
同社は東証プライム上場企業として、引き続き、ガバナンス強化と情報発信の充実を図るとともに、持続的な企業成長とさらなる企業価値の向上に取り組む方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<AS>
NSW<9739>では、成長戦略と財務健全性を両立した財務戦略の実現による持続的成長を目指している。健全な自己資本水準を維持するとともに、将来の企業成長に必要な投資を継続し、研究開発、M&A・アライアンス、人材育成などにも投資を行う意向である。一方、株主還元については、財務状況及び業績に応じた安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としている。
2023年3月期の1株当たり配当金については、前期比5円増の年間配当55円(中間配当25円、期末配当30円)、配当性向は20.0%であった。また、2024年3月期の1株当たり配当金については、期初は前期と同額の年間配当55円(中間配当25円、期末配当30円)を予定していたが、好調な第2四半期決算を反映して、年間配当60円(中間配当30円、期末配当30円)に増額修正し、配当性向は22.6%となる見通しである。なお、2023年3月期の東証プライム市場の「情報・通信業」平均の配当性向は58.3%と高いが、これは2021年3月期までに比べて当期純利益が大きく減少しているのに対して配当金総額の減少が小幅にとどまるためである。一方、同社では安定した配当性向に基づく配当を継続しており、業績の増収増益基調に伴い柔軟に対応し増配を続けている。
同社では、売上高500億円規模へのさらなる業容拡大を目指しており、その過程でM&Aや他社とのアライアンスに資金を投じる可能性もあることから、大幅な増配よりも将来に向けた事業拡大を優先し、競争力の維持・向上を図る考えである。一方で、厳しい経営環境のなかでも安定的な配当を継続していることは、株主還元にも配慮する経営判断と評価できる。2024年3月期も引き続き保守的な業績予想に基づいた配当予想であることから、最終的な業績次第では期末配当の増額修正の可能性もあると弊社では見ている。
同社は東証プライム上場企業として、引き続き、ガバナンス強化と情報発信の充実を図るとともに、持続的な企業成長とさらなる企業価値の向上に取り組む方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<AS>
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