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■業績動向
3. 財務状況と経営指標
日本システムウエア<9739>の財務状況を見ると、2021年3月期第2四半期末における資産合計は前期末比209百万円増の30,726百万円となった。これは主に、仕掛品の増加及び商品の増加があったものの、受取手形及び売掛金の減少があったことによる。負債合計は同688百万円減の8,455百万円となった。これは主に、損害賠償損失引当金の増加があったものの、未払消費税等や賞与引当金の減少などがあったことによる。純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い、同897百万円増の22,270百万円となった。
以上の結果、流動比率(流動資産/流動負債)は前期末比41.2ポイント上昇の362.5%となり、短期的な支払い能力は極めて高い。また、固定比率(固定資産/自己資本)は同1.3ポイント低下の39.4%となった。固定資産(設備投資等)の調達は、返済期限のない株主資本で十分に賄われており、借入金のない無借金経営を続けている。さらに、自己資本比率は72.5%に上昇し、東証1部の情報・通信業の平均(2020年3月末平均33.7%)を大きく上回り、同社の財務の健全性は極めて高いと評価できる。
2021年3月期第2四半期末における現金及び現金同等物の四半期末残高は、配当金の支払などの支出を営業活動によるキャッシュ・フローで賄い、前期末比195百万円増の11,683百万円となった。
各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動の結果得られた資金は795百万円(前年同期比254百万円の収入の減少)となった。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上に対し、売上債権の減少、棚卸資産の増加、未払消費税等の減少に加え、法人税等の支払があったことによる。一方、投資活動の結果使用した資金は374百万円(同210百万円の支出の増加)となった。これは主に、敷金及び保証金の差入や有形固定資産の取得による支出による。さらに、財務活動の結果使用した資金は223百万円(同41百万円の支出の減少)となった。これは主に、配当金の支払によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<YM>
3. 財務状況と経営指標
日本システムウエア<9739>の財務状況を見ると、2021年3月期第2四半期末における資産合計は前期末比209百万円増の30,726百万円となった。これは主に、仕掛品の増加及び商品の増加があったものの、受取手形及び売掛金の減少があったことによる。負債合計は同688百万円減の8,455百万円となった。これは主に、損害賠償損失引当金の増加があったものの、未払消費税等や賞与引当金の減少などがあったことによる。純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い、同897百万円増の22,270百万円となった。
以上の結果、流動比率(流動資産/流動負債)は前期末比41.2ポイント上昇の362.5%となり、短期的な支払い能力は極めて高い。また、固定比率(固定資産/自己資本)は同1.3ポイント低下の39.4%となった。固定資産(設備投資等)の調達は、返済期限のない株主資本で十分に賄われており、借入金のない無借金経営を続けている。さらに、自己資本比率は72.5%に上昇し、東証1部の情報・通信業の平均(2020年3月末平均33.7%)を大きく上回り、同社の財務の健全性は極めて高いと評価できる。
2021年3月期第2四半期末における現金及び現金同等物の四半期末残高は、配当金の支払などの支出を営業活動によるキャッシュ・フローで賄い、前期末比195百万円増の11,683百万円となった。
各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動の結果得られた資金は795百万円(前年同期比254百万円の収入の減少)となった。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上に対し、売上債権の減少、棚卸資産の増加、未払消費税等の減少に加え、法人税等の支払があったことによる。一方、投資活動の結果使用した資金は374百万円(同210百万円の支出の増加)となった。これは主に、敷金及び保証金の差入や有形固定資産の取得による支出による。さらに、財務活動の結果使用した資金は223百万円(同41百万円の支出の減少)となった。これは主に、配当金の支払によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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