ＫＮＴＣＴ、今期経常を57％上方修正、未定だった配当は無配継続

　ＫＮＴ－ＣＴホールディングス <9726> [東証Ｓ] が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.4％減の68.3億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の35億円→55億円(前期は120億円)に57.1％上方修正し、減益率が71.0％減→54.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の700万円→20億円(前年同期は95.3億円)に287倍増額し、減益率が99.9％減→78.9％減に縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比48.7％減の33.4億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.9％→4.3％に大幅悪化した。

株探ニュース