インバウンド特需を活かし、大きく伸びるか?
■注目銘柄
㈱京都ホテル(9723)
■注目理由
京都府京都市中京区に本社を置くホテル運営会社。主要施設の一つとして京都の老舗名門ホテル「京都ホテルオークラ」がある。1977年以降ニチレイが筆頭株主となり経営支援を続けていたが、2005年1月以降はホテルオークラが株式譲渡を受け筆頭株主となっている。
平成26年12月期における業績は、売上高105億円(前年同期比+0.3%)、営業利益1.2億円(同△69.1%)、経常利益△2.3億円、当期純利益△3.5億円となった。円安と政府のビザ発給緩和などの誘致政策が功を奏し外国人観光客の来訪数が大幅に増加したことで客室稼働率は既往最高水準に達するなど堅調に推移。一方で宴会部門では消費増税以降の消費冷え込みや悪天候などが影響し、受注件数は減少、大型宴会ほど落ち込みが激しく期初計画はおろか前年実績をも下回る結果となった。レストラン部門では4月以降利用客が低迷し、一部レストランの改装工事の影響もあって売上が大幅に減少した。エージェント手数料増やレストラン改装工事費用が嵩んだ結果営業利益は大幅な減益を余儀なくされ、また固定資産の現存損失、繰延税金資産の見直しにともなう法人税等調整額を計上したことで経常損失額を上回る損失額が発生。
平成27年12月期は6,700万円の黒字に急浮上する見通し。直近3ヶ月の実績である10-12月期の経常利益は前年同期比△33.8%の1.9億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の12.5%から9.2%に低下した。
(出典:平成26年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結))
訪日客の増加により、ホテル稼働率が高水準を維持している様子。4月15日以降は軟調な推移が続くが、同社はホテル業の中でも時価総額が小さな銘柄であり、インバウンド特需の影響から大きくプラスへと転じると期待できる。4月15日以降は軟調な推移が続いているが、押し目を拾って仕込んでおきたいところ。
直近の株価はPER135.14倍、PBR5.06倍、配当利回り0.40%となっている。
㈱京都ホテル(9723)
■注目理由
京都府京都市中京区に本社を置くホテル運営会社。主要施設の一つとして京都の老舗名門ホテル「京都ホテルオークラ」がある。1977年以降ニチレイが筆頭株主となり経営支援を続けていたが、2005年1月以降はホテルオークラが株式譲渡を受け筆頭株主となっている。
平成26年12月期における業績は、売上高105億円(前年同期比+0.3%)、営業利益1.2億円(同△69.1%)、経常利益△2.3億円、当期純利益△3.5億円となった。円安と政府のビザ発給緩和などの誘致政策が功を奏し外国人観光客の来訪数が大幅に増加したことで客室稼働率は既往最高水準に達するなど堅調に推移。一方で宴会部門では消費増税以降の消費冷え込みや悪天候などが影響し、受注件数は減少、大型宴会ほど落ち込みが激しく期初計画はおろか前年実績をも下回る結果となった。レストラン部門では4月以降利用客が低迷し、一部レストランの改装工事の影響もあって売上が大幅に減少した。エージェント手数料増やレストラン改装工事費用が嵩んだ結果営業利益は大幅な減益を余儀なくされ、また固定資産の現存損失、繰延税金資産の見直しにともなう法人税等調整額を計上したことで経常損失額を上回る損失額が発生。
平成27年12月期は6,700万円の黒字に急浮上する見通し。直近3ヶ月の実績である10-12月期の経常利益は前年同期比△33.8%の1.9億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の12.5%から9.2%に低下した。
(出典:平成26年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結))
訪日客の増加により、ホテル稼働率が高水準を維持している様子。4月15日以降は軟調な推移が続くが、同社はホテル業の中でも時価総額が小さな銘柄であり、インバウンド特需の影響から大きくプラスへと転じると期待できる。4月15日以降は軟調な推移が続いているが、押し目を拾って仕込んでおきたいところ。
直近の株価はPER135.14倍、PBR5.06倍、配当利回り0.40%となっている。