長野県辰野町におけるLINEを活用した「マイナンバーカード休日窓口」の来庁予約を支援

～　コロナ禍における3密回避策として窓口予約を開始　～

transcosmos online communications株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：貝塚 洋）は、2021年7月19日より長野県辰野町（町長：武居保男）に、LINEを活用した行政のDX（デジタルトランスフォーメーション）ツール「KANAMETO（カナメト）」の追加機能を提供し、住民向けの窓口予約サービスの拡充を支援しました。



辰野町が2020年7月1日から開始した「辰野町LINE公式アカウント」（アカウント名：辰野町）では、「KANAMETO」を活用して行政手続きに関するQAチャットボット、地区別ごみ収集日のセグメント配信、キーワード応答によるごみの分別方法の案内などを導入し、町政情報の効果的な発信に取り組んできました。

2021年7月19日、辰野町は、「KANAMETO」の「予約ソリューション」を導入して、住民向けに「マイナンバーカード休日窓口」の来庁予約を、LINE公式アカウントから受け付けるサービスを開始しました。

「KANAMETO」の「予約ソリューション」は、LINEを通じて住民から予約を受け付けるだけではなく、リマインドメッセージの自動配信、予約キャンセルの受付、KANAMETO管理画面上で予約情報の一元管理なども実現できます。また、2021年4月30日に内閣官房や総務省から公表された「政府機関・地方公共団体等における業務でのLINE利用状況調査を踏まえた今後のLINEサービス等の利用の際の考え方（ガイドライン）」で求められるデータ保存仕様にも対応しています。

これまで辰野町では、「マイナンバーカード休日窓口」の来庁予約を電話、ファクシミリ、メールで受け付けてきましたが、月間利用者数8,800万人(*)を誇り、住民の利用率が高いLINEに着目し、新たにLINEを活用した窓口予約の受付を開始しました。辰野町ＬＩＮＥ公式アカウントからアクセスできるKANAMETOの予約フォームに、予約日時、予約者情報、手続き内容（カード申請／カード受取／電子証明書更新／マイナポイント申込）と手続き予定人数を入力することで、予約を完了できます。住民にとっては、時間や場所を問わず手軽に予約手続きを行えるので、利便性が高まります。
(*)2021年3月時点

予約フォームに従って利用者自身が必要情報を登録するため、従来の電話等による予約受付と比べて、予約情報の聴き取り漏れや誤記載を抑えられ、職員による対応工数を削減できます。さらに、休日窓口を事前予約制として利用促進することで、来庁者が集中することによる3密を回避し、新型コロナウイルス感染症対策とマイナンバーカード普及推進との両立を図ります。

今後も、ＬＩＮＥを活用した町政情報配信や住民とのコミュニケーション活性化を推進し、住民生活の更なる利便性向上を目指します。

「KANAMETO」は、トランスコスモスとLINE株式会社、株式会社セールスフォース・ドットコムの合弁会社であるtranscosmos online communications株式会社が開発・提供する、LINEを活用した行政のDXツールです。住民が求める情報を届けるセグメント配信や、新型コロナウイルスに関連するQAチャットボット提供、防災情報の発信、道路や公園等の不具合の通報受付け、マイナンバーカード交付の窓口予約、チャットによる育児相談など、様々な住民サービスのデジタル化に活用されています。

※記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です

（transcosmos online communications株式会社について）
transcosmos online communications株式会社は、トランスコスモス株式会社とLINE株式会社の合弁会社として、2016年5月に設立されました。2017年10月には米国セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesからも出資を受けています。LINEのプラットフォーム・ユーザー基盤とトランスコスモスの営業・開発力などを活かし、行政と住民のより良い関係構築を実現するさまざまなソリューション・サービスの提供に向けて取り組むGovTech（ガブテック）ベンチャーです。2017年9月にはLINEを活用した行政のDXツール「KANAMETO」を開発、販売を開始しています。(URL： https://transcosmos-online.com/)