日空ビルが続伸、三菱ＵＦＪＭＳが目標株価を引き上げ

　日本空港ビルデング<9706.T>が続伸。この日は、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券が投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を２２８０円から２４１０円に引き上げたことが観測されている。１４年３月期は、訪日旅客増加などによる物品販売の好調により、営業利益が前の期比４８％増の６２億円と、中計２期目計画６０億円を前倒し達成したことに加えて、１５年３月期も、３月３０日からの羽田国際線昼間便倍増で、４月の旅客数が前年同月比４０％増となるなど好調なスタートを切ったことを評価。これを受けて営業利益は前期比７８％増の１１０億円と、中計目標を超過達成すると予想している。会社側は中間決算発表時に中計見直しを計画しているが、同証券では成田からの旅客シフト、消費単価の高い中国旅客の回復、消費免税対象拡大もあり、免税店売り上げの拡大が続くとみている。

日空ビルの株価は９時５５分現在２５５５円（△２９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）