＜前場の注目銘柄＞＝西尾レント、通期計画は従来通り確保へ

　西尾レントオール<9699.T>が２月１３日安値２９８４円を底に本格反騰へと転じてきた。

　第１四半期（１０～１２月）連結決算は、得意の道路舗装工事の伸び悩みや償却負担増から営業利益が前年同期比５％減となり、足もとの業績悪化懸念から株価は下落した。

　しかし、引き続き被災地での震災復興需要や、国内のインフラ老朽化・防災対策による公共工事増で根強い需要があるほか、動きの鈍かった道路舗装工事も活発化しつつあり、１５年９月期通期では営業利益１５２億９９００万円（前期比９％増）の従来計画は確保できそう。

　東京五輪開催を控えた建機レンタル需要の高まりも期待できるだけに、ＰＥＲ１０倍台の時価水準は割安感が際立つ。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）