常磐興、今期最終を2.3倍上方修正、未定だった配当は無配継続

　常磐興産 <9675> [東証Ｓ] が3月23日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の2.4億円の黒字→5.5億円の黒字(前期は27.1億円の赤字)に2.3倍上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.9億円の赤字→1.8億円の赤字(前年同期は13.7億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年３月期通期連結業績予想につきましては、営業利益の増加要因は、主としてスパリゾートハワイアンズの集客並びに燃料商事事業の販売が好調に推移したことであります。経常利益の増加要因は営業利益の増加に加え、持分法による投資利益の増加と為替差益の発生等によるものであります。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記に加え、減損損失の計上並びに繰延税金資産等の計上による法人税等調整額△170百万円の発生が見込まれることから、前回予想を修正するものであります。

　　　　当社は、株主の皆様の利益を重要な経営課題と位置付けており、業績や配当性向などを総合的に考慮しながら長期的に安定した配当の維持を基本としております。　　　2023年３月期末の配当予想につきましては未定としておりましたが、財務基盤の強化等総合的に勘案いたしまして、無配とさせていただきます。　株主の皆様におかれましては何卒ご理解ご諒承賜りますようお願い申し上げます。（注）本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は今後様々な要因により大きく異なる可能性があります。