ビジ太田昭、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　ビジネスブレイン太田昭和 <9658> が3月30日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→20億円(前期は16.5億円)に17.6％上方修正し、増益率が2.8％増→21.0％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.1億円→10.1億円(前年同期は9.1億円)に42.1％増額し、一転して10.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→55円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当期の業績予想につきましては、受注が堅調に推移していることから、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、当初発表の数値を上回る見込みです。その要因は、コンサルティング・システム開発事業において販売価額の改善や品質改善への取り組み等により利益率が向上したこと、マネージメントサービス（ＢＰＯ）事業において生産性の向上や費用構造の改善が進んだことによります。なお、新型コロナウイルスの感染拡大による当社業績への影響は、現時点において軽微であります。〈業績予想に関する留意事項〉上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　当社は、創業以来一貫して株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つとして考えております。剰余金の配当に関しましては、株主の皆様への安定的な配当を基本に、業績に基づく利益還元と財務体質強化のための内部留保を勘案して実施しております。このような基本方針のもと、今後の経営環境および業績見通しを総合的に勘案した結果、2020年３月期末の１株当たり配当金については、１株当たり25円としておりましたが、５円増額し、30円とさせていただくことといたしました。この結果、１株当たりの年間配当金は、既に実施いたしました第２四半期末の配当と合わせて、１株当たり55円となる予定です。