決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】寄付 … アスカネット、ブレインズ、シャノン (6月10日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の6月9日から10日の決算発表を経て13日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　メディア総研 <9242>
　22年7月期第3四半期累計(21年8月-22年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.7％減の2億3400万円に減ったが、通期計画の1億5900万円に対する進捗率が147.2％とすでに上回り、さらに前年同期の129.9％も超えた。

▲No.2　インスペック <6656>
　22年4月期の経常損益(非連結)は1億3200万円の黒字(前の期は3億1000万円の赤字)に浮上したが、23年4月期の同利益は前期比31.8％減の9000万円に落ち込む見通しとなった。

▲No.3　ブレインズ <4075>
　22年7月期の連結経常利益を従来予想の2億3100万円→1億4600万円(前期は1億4200万円)に36.8％下方修正し、増益率が62.7％増→2.8％増に縮小する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9242> メディア総研 　東Ｇ 　 -14.98 　　6/10　　　3Q　　　 -3.70
<6656> インスペック 　東Ｓ 　 -11.59 　　6/10　本決算　　　-31.82
<4075> ブレインズ 　　東Ｇ 　 -10.14 　　6/10　　　3Q　　　 -2.31
<3976> シャノン 　　　東Ｇ　　 -8.83 　　6/10　　上期　　　　赤転
<6336> 石井表記 　　　東Ｓ　　 -8.59 　　6/10　　　1Q　　　 -8.39

<2438> アスカネット 　東Ｇ　　 -8.02 　　6/10　本決算　　　　8.41
<5218> オハラ 　　　　東Ｓ　　 -7.45 　　6/10　　上期　　　219.76
<7692> Ｅインフィニ 　東Ｓ　　 -7.37 　　6/10　　　3Q　　　　赤転
<4026> 神島化 　　　　東Ｓ　　 -7.15 　　6/10　本決算　　　　5.57
<7097> さくらさく 　　東Ｇ　　 -6.19 　　6/10　　　3Q　　　-18.49

<2373> ケア２１ 　　　東Ｓ　　 -5.00 　　6/10　　上期　　　　1.24
<6049> イトクロ 　　　東Ｇ　　 -4.71 　　6/10　　上期　　　-57.07
<5971> 共和工業 　　　東Ｓ　　 -3.51 　　6/10　本決算　　　-22.53
<3524> 日東網 　　　　東Ｓ　　 -3.21 　　6/10　本決算　　　　1.10
<3320> クロスプラス 　東Ｓ　　 -3.21 　　6/10　　　1Q　　　-41.51

<2375> ギグワークス 　東Ｓ　　 -2.93 　　6/10　　上期　　　-70.55
<3161> アゼアス 　　　東Ｓ　　 -2.24 　　6/10　本決算　　　 44.93
<2991> ランドネット 　東Ｓ　　 -1.65 　　6/10　　　3Q　　　 13.19
<7878> 光・彩 　　　　東Ｓ　　 -1.53 　　6/10　　　1Q　　　-62.90
<3653> モルフォ 　　　東Ｇ　　 -1.42 　　6/10　　上期　　　　赤縮

<3159> 丸善ＣＨＩ 　　東Ｓ　　 -1.02 　　6/10　　　1Q　　　-25.82
<3421> 稲葉製作 　　　東Ｓ　　 -0.82 　　6/10　　　3Q　　　-41.37
<9636> きんえい 　　　東Ｓ　　 -0.47 　　6/10　　　1Q　　　-21.21
<6757> ＯＳＧコーポ 　東Ｓ　　 -0.21 　　6/10　　　1Q　　　-62.84
<3733> ソフトウェア 　東Ｓ　　 -0.17 　　6/10　　上期　　　 28.36

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした13日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース