長大、前期経常を30％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も13円増額

　長大 <9624> が10月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。19年9月期の連結経常利益を従来予想の22億円→28.7億円(前の期は17.1億円)に30.5％上方修正し、増益率が28.2％増→67.2％増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.9億円の赤字→4.7億円の黒字(前年同期は5.3億円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→53円(前の期は36円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　【個別】　売上高につきましては、売上計上時期が次期に変更となる案件が生じたこと等により前回公表した予想を下回る見通しとなりました。営業利益につきましては、業務遂行における効率化、また、次期中期計画に向けた人員増強を中心とする組織体制強化の一部が翌期にずれ込み、人件費・経費が減少したことにより、前回公表した予想を上回る見通しとなりました。これに伴い、経常利益、当期純利益につきましても前回公表した予想を上回る見通しとなりました。【連結】　　上記の個別での増減に加え、連結におきましても、基礎地盤コンサルタンツ株式会社の業務遂行における効率化等の原価低減により、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回公表した予想を上回る見通しとなりました。※１．上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後のさまざまな要因によって想定数値と異なる場合があります。

　　当社は、2019年９月６日に公表した通り、1株当たり配当額40円と、配当性向25％に基づく配当額の高い方を目安として、2019年８月22日に公表した「長期経営ビジョン2030」の最終年となる2030年までの間、より安定的な配当を行うことを基本方針としております。上記の業績予想の修正に本方針を適用し、前回公表した配当予想を修正いたします。　なお、本件につきましては、2019年12月20日開催予定の定時株主総会に付議する予定であります。