スペース、非開示だった上期経常は38％減益、未定だった上期配当は11円減配

　スペース <9622> が5月22日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期第2四半期累計(1-6月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比38.2％減の11億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を16円(前年同期は27円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大による影響が不透明であることを理由として、2020年5月1日付で未定としておりました2020年12月期第2四半期（累計）業績予想について、現時点において入手可能な情報に基づき精査を行い、新たに算定いたしました。　当社グループの売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大による商業施設の出店計画の中止や延期、主要顧客である小売業界の投資計画差し控えにより、影響を受けることが予想されており、前年同期比で減収となると見込んでおります。　利益面におきましては、労務費や経費の見直しを行っておりますが、作業員の確保・資材等の調達が難しくなることや、収益性の悪化が想定されることから前年同期比で減益となると見込んでおります。　また、通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束について不確定な要素が多く、現時点において合理的な算定が困難であることから、引き続き未定とさせていただき、算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。

　　当社は、内部留保を確保し経営基盤の強化を目指すとともに、収益力の一層の向上と財務体質の強化により株主の皆様に対する利益還元の向上を図ることを基本方針としておりますが、算定した第2四半期（累計）業績予想に基づき、第2四半期末の配当予想につきましては、誠に遺憾ながら16円00銭とさせていただきます。期末配当予想につきましては引き続き未定とさせていただき、業績予想の算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる場合があります。