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10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:決算控えた安川電機や旭化成などノーベル賞関連に関心集まる
■前場の注目材料:ローソン、2Q営業利益6.6%増の367億円、直近上方修正で織り込み済み
■三井物、UNIDOと覚書、アフリカで環境配慮包装材を普及
■決算控えた安川電機や旭化成などノーベル賞関連に関心集まる
10日の日本株市場は、米中の閣僚級協議への期待を背景とした米株高の流れを受けて、買い先行の展開となろう。9日の米国市場では、NYダウが181ドル高と反発。米中の閣僚級貿易協議で、中国が大豆など米国産農産物の購入拡大を提案すると伝えたとの報道が材料視された。セクターでは前日に下げのきつかった半導体関連の上昇が目立っている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の21570円。円相場は1ドル107円40銭台と前日からやや円安に振れて推移している。
中国は米国産農産物の購入拡大により暫定合意を取り付け、15日に迫った米国の対中制裁関税の一部税率引き上げを回避したい考えとされている。米中の閣僚級協議への過度な期待は高まらないながらも、需給状況の良好な銘柄などへは、買い戻しを誘う一因になりやすいだろう。
また、本日は安川電機<6506>の決算が予定されている。産業用ロボットでは世界トップクラスであり、ここ数年は中国の設備投資需要を取り込んで成長を拡大させてきた。安川電機の決算内容によっては、中国経済への警戒感が高まり、さらに中国の需要を取り込んできた日本の製造業に対する不透明感が強まりやすい。一方で、信用需給は売り長の状況であり、決算で悪材料出尽くしとなる展開も意識されやすく、決算前に買い戻しの流れをみせてくるようだと、FA関連などへの刺激材料になるだろう。
その他、今年のノーベル化学賞に、リチウムイオン電池の開発で、旭化成<3407>名誉フェローの吉野彰氏や英オックスフォード大教授だったジョン・グッドイナフ氏らが選ばれた。リチウムイオン電池は慣れ親しんでいるテーマであるほか、関連する銘柄も多い。旭化成を筆頭に関連銘柄への物色に広がりをみせてくるようだと、個人投資家のセンチメントを明るくさせる。
その他、昨日は利食い優勢ではあったが、EUV関連として強いトレンドが続いているレーザーテック<6920>への関心も高く。HOYA<7741>、ウシオ電機<6925>、東洋合成<4970>などの関連銘柄への物色の広がりも意識されよう。
■ローソン、2Q営業利益6.6%増の367億円、直近上方修正で織り込み済み
ローソン<2651>が発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比6.6%増の367億円だった。直近で上方修正を発表しており、織り込み済み。国内コンビニエンスストア事業の既存店売上高は客数は減少したが客単価の上昇で0.4%増。成城石井の営業利益は19%増の38億円。エンタテインメント関連事業の営業利益は46%増の36億円と大幅に伸びている。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(26346.01、+181.97)
・ナスダック総合指数は上昇(7903.74、+79.96)
・シカゴ日経225先物は上昇(21570、大阪比+130)
・1ドル107円40-50銭
・SOX指数は上昇(1540.85、+26.40)
・VIX指数は低下(18.64、-1.64)
・米追加利下げ観測
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い
・三井物<8031>UNIDOと覚書、アフリカで環境配慮包装材を普及
・豊通商<8015>サウジでトラック販売
・日精工<6471>ギアボックス向け円すいころ軸受を開発、電動車の燃費向上
・トヨタ<7203>五輪向け「eパレット」詳細発表、低床・広い車室空間
・NESIC<1973>デジタル変革事業拡大、ブランド新設
・NTTデータ<9613>ブラジル社を買収、SAPビジネス拡大
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月企業物価指数(前年比予想:-1.1%、8月:-0.9%)
・08:50 8月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-1.0%、7月:-6.6%)
・09:00 雨宮日銀副総裁講演(ASIFMA年次総会)
<海外>
・特になし
<SF>
■株式見通し:決算控えた安川電機や旭化成などノーベル賞関連に関心集まる
■前場の注目材料:ローソン、2Q営業利益6.6%増の367億円、直近上方修正で織り込み済み
■三井物、UNIDOと覚書、アフリカで環境配慮包装材を普及
■決算控えた安川電機や旭化成などノーベル賞関連に関心集まる
10日の日本株市場は、米中の閣僚級協議への期待を背景とした米株高の流れを受けて、買い先行の展開となろう。9日の米国市場では、NYダウが181ドル高と反発。米中の閣僚級貿易協議で、中国が大豆など米国産農産物の購入拡大を提案すると伝えたとの報道が材料視された。セクターでは前日に下げのきつかった半導体関連の上昇が目立っている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の21570円。円相場は1ドル107円40銭台と前日からやや円安に振れて推移している。
中国は米国産農産物の購入拡大により暫定合意を取り付け、15日に迫った米国の対中制裁関税の一部税率引き上げを回避したい考えとされている。米中の閣僚級協議への過度な期待は高まらないながらも、需給状況の良好な銘柄などへは、買い戻しを誘う一因になりやすいだろう。
また、本日は安川電機<6506>の決算が予定されている。産業用ロボットでは世界トップクラスであり、ここ数年は中国の設備投資需要を取り込んで成長を拡大させてきた。安川電機の決算内容によっては、中国経済への警戒感が高まり、さらに中国の需要を取り込んできた日本の製造業に対する不透明感が強まりやすい。一方で、信用需給は売り長の状況であり、決算で悪材料出尽くしとなる展開も意識されやすく、決算前に買い戻しの流れをみせてくるようだと、FA関連などへの刺激材料になるだろう。
その他、今年のノーベル化学賞に、リチウムイオン電池の開発で、旭化成<3407>名誉フェローの吉野彰氏や英オックスフォード大教授だったジョン・グッドイナフ氏らが選ばれた。リチウムイオン電池は慣れ親しんでいるテーマであるほか、関連する銘柄も多い。旭化成を筆頭に関連銘柄への物色に広がりをみせてくるようだと、個人投資家のセンチメントを明るくさせる。
その他、昨日は利食い優勢ではあったが、EUV関連として強いトレンドが続いているレーザーテック<6920>への関心も高く。HOYA<7741>、ウシオ電機<6925>、東洋合成<4970>などの関連銘柄への物色の広がりも意識されよう。
■ローソン、2Q営業利益6.6%増の367億円、直近上方修正で織り込み済み
ローソン<2651>が発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比6.6%増の367億円だった。直近で上方修正を発表しており、織り込み済み。国内コンビニエンスストア事業の既存店売上高は客数は減少したが客単価の上昇で0.4%増。成城石井の営業利益は19%増の38億円。エンタテインメント関連事業の営業利益は46%増の36億円と大幅に伸びている。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(26346.01、+181.97)
・ナスダック総合指数は上昇(7903.74、+79.96)
・シカゴ日経225先物は上昇(21570、大阪比+130)
・1ドル107円40-50銭
・SOX指数は上昇(1540.85、+26.40)
・VIX指数は低下(18.64、-1.64)
・米追加利下げ観測
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い
・三井物<8031>UNIDOと覚書、アフリカで環境配慮包装材を普及
・豊通商<8015>サウジでトラック販売
・日精工<6471>ギアボックス向け円すいころ軸受を開発、電動車の燃費向上
・トヨタ<7203>五輪向け「eパレット」詳細発表、低床・広い車室空間
・NESIC<1973>デジタル変革事業拡大、ブランド新設
・NTTデータ<9613>ブラジル社を買収、SAPビジネス拡大
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月企業物価指数(前年比予想:-1.1%、8月:-0.9%)
・08:50 8月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:-1.0%、7月:-6.6%)
・09:00 雨宮日銀副総裁講演(ASIFMA年次総会)
<海外>
・特になし
<SF>
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