Ｊパワーの１１年３月期の連結営業利益は５４０億円、前期比１０％の伸びを想定

　Ｊパワーは３０日引け後、１１年３月期の連結業績予想を発表した。売上高は６２６０億円（１０年３月期比７．１％増）、営業利益５４０億円（同１０．３％増）、純利益２７０億円（同７．４％減）を見込んでいる。水力は渇水だった前期に対して、平年並みの出水を想定。販売電力量を前期比３．３％増の９５億キロワット時と見込んだ。火力は設備停止の影響があった前期に比べて４．８％増の４８７億キロワット時を見込んでいる。費用面では環境対策、研究開発費、設備保全対策に要する修繕費が増加する一方、火力発電所停止の影響の減少、退職給付債務に関連する人件費の減少を見込み、営業利益は増益を想定した。為替は１ドル＝９０円程度（前期は同９３円）を前提にした。配当は中間配・期末配とも３５円の年間７０円（前期も同じ）を予定している。

　３０日終値は前日比４８円高の２８９５円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社