北海電、前期経常を一転26％増益に上方修正

　北海道電力 <9509> が4月26日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の300億円→410億円(前の期は326億円)に36.7％上方修正し、一転して25.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の20.6億円→130億円(前年同期は235億円)に6.3倍増額し、減益率が91.2％減→44.5％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　今冬の寒波の影響などについて、至近の動向を反映し、連結業績予想を修正いたしました。　売上高は、１月分の寒波影響額の増加などにより、前回予想に比べ220億円程度増加の7,410億円程度となる見通しです。　経常利益は、１月分の寒波影響額の増加に加え、燃料・資機材調達などの効率化の上積みなどから、前回予想に比べ110億円程度増加の410億円程度となる見通しです。　なお、小売販売電力量につきましては227億kWh程度、為替レートにつきましては106円／＄程度、原油CIF価格につきましては43.0＄／bl程度と見込んでいます。　小売販売電力量における、今冬の寒波の影響は１億kWh程度(１月公表:１億kWh程度)、新型コロナウイルス感染症の影響は△４億kWh程度(１月公表:△５億kWh程度)と見込んでいます。　詳細につきましては、本日公表いたしました「2020年度 連結業績予想の修正について」のＰ.２「2020年度 連結業績予想」およびＰ.３「2020年度 連結業績予想の修正概要」をご覧ください。※上記の予想は本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、予想数値と異なる場合があります。