関西電、北海道電が安い、ＳＭＢＣ日興証は電力・ガスセクターの業種格付けを「中立」に引き下げ

　関西電力<9503.T>、北海道電力<9509.T>などは安い。ＳＭＢＣ日興証券は９日付リポートで、電力・ガスセクターの業種格付けを従来の「強気」から「中立」に引き下げている。
　リポートでは「政府の電気料金値上げに対するスタンスが想定以上に厳しい模様。また、原発の再稼働が遅れることによる収支の穴埋めを目指した電気料金の値上げが低率に抑制され、１５年３月期の収支が黒字化できなくなるリスクが生じている」としている。
　このセクターの業種格付けを引き下げたことを受け、関西電、北海道電、九州電力<9508.T>の投資判断を従来の「１」から「２」へそれぞれ引き下げた。目標株価についても、関西電は従来の２０００円から１２００円へ、北海道電は１６００円から８００円へ、九州電は２０００円から１２００円へそれぞれ引き下げている。

関西電の株価は１１時３０分現在９２１円（▼２０円）
北海道電の株価は１１時３０分現在６６９円（▼２４円）
九州電の株価は１１時３０分現在１０６９円（▼１９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）