中央経済ＨＤ、前期経常を91％上方修正

　中央経済社ホールディングス <9476> [ＪＱ] が11月5日午前(11:00)に業績修正を発表。19年9月期の連結経常利益を従来予想の4300万円→8200万円(前の期は1億1500万円)に90.7％上方修正し、減益率が62.6％減→28.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2000万円→5900万円(前年同期は4200万円)に3.0倍増額し、一転して40.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの事業領域であります出版業界では、長年市場規模の縮小が続いております。また、出版市場では、書店数の減少や売り場の縮小が相次ぐとともに、物流コストや原材料費のコストアップなどの影響も懸念されており、この傾向は今後も継続するものと想定しております。　このような状況の中、出版事業の大部分を占める主要子会社である（株）中央経済社及び（株）中央経済グループパブリッシングでは、８月から９月に刊行した新刊書籍の売れ行きが好調であったことに加え、消費増税前の既刊採用品の前倒し受注が相当数あったことなどから、令和元年７月３０日に公表いたしました通期の業績予想を修正するものであります。