ベルパーク、前期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も21円増額

　ベルパーク <9441> [ＪＱ] が2月6日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。19年12月期の連結経常利益を従来予想の37億円→43.7億円(前の期は32.5億円)に18.1％上方修正し、増益率が13.6％増→34.2％増に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.2億円→19.9億円(前年同期は13.4億円)に50.8％増額し、一転して48.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の98円→119円(前の期は70円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（2019年12月期通期連結業績予想数値の修正理由）当社グループは、2019年10月施行の電気通信事業法改正及び消費税法改正の影響により、携帯電話の販売台数が前年同期と比較して減少する計画を立てておりましたが、2019年10月から12月の携帯電話の販売台数は、機種変更契約に伴う販売が好調に推移したため計画値を大幅に上回りました。これに伴い、携帯電話の販売時にお客様に提案する光回線の契約数及びアクセサリーの販売数等も計画値を大幅に上回りました。（2019年12月期通期個別業績見込みと前期実績値との間に差異が生じる見込みとなった理由）当社が運営する直営キャリア認定ショップ数は、2017年12月末から2019年12月末までの２年間に、新規出店及び他の代理店からの譲受け等により58店舗増加（約２割増加）し、2019年12月末時点で273店舗となりました。譲り受けた店舗につきましては、移転・改装等に注力するとともに、近隣の当社店舗との連携を図りながら、人材の採用・教育、最適な人材の配置を行いました。これらの結果、前期の業績を上回る見込みとなりました。

　当社グループは、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付け、連結配当性向を2020年12月期まで、段階的に30％まで引き上げていくことを基本方針としております。具体的には2019年12月期につきましては連結配当性向25％、2020年12月期につきましては連結配当性向30％を予定しております。本日、2019年12月期の通期連結業績予想を修正することとなりましたので、上記方針の「2019年12月期　連結配当性向25％」に基づき、2019年12月期の期末配当金予想を前回発表の１株当たり60円から21円引き上げ、81円といたします。これにより、年間の１株当たり予想配当金は、前期実績の70円から49円増配の119円となる予定です。（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社において判断したものであります。予想には様々な不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。