エムティーアイが急反発、１対２株の株式分割と１５年９月期業績・配当予想の上方修正発表

　エムティーアイ<9438.T>が急反発し、一時、前日比１９７円（１３．７％）高の１６３５円まで買われる場面があった。４日の取引終了後、３月３１日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資単位当たりの投資金額を引き下げることで、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。効力発生日は４月１日。
　同時に、１５年９月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３２５億円から３４０億円（前期比９．７％増）へ、営業利益を同３０億５０００万円から４２億円（同６４．２％増）へ、純利益を同１６億円から２２億７０００万円（同６９．７％増）へ上方修正し、３月中間期の配当を従来予定の８円から１０円に引き上げるとともに、期末配当を従来予定の１０円から実質増額となる６円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。全国の携帯ショップで顧客にコンテンツを販売促進する販売チャネルを生かして、自社コンテンツではスマートフォン有料会員数を順調に拡大させることができたことに加えて、携帯キャリア系月額定額使い放題サービス向け売上高の拡大などが牽引した。
　なお、第１四半期（１０～１２月）決算は、売上高８２億９００万円（前年同期比９．５％増）、営業利益１３億３３００万円（同４６．７％増）、純利益７億６１００万円（同７８．８％増）だった。

エムティーアイの株価は９時４２分現在１５４９円（△１１１円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）