コネクシオ、非開示だった今期経常は3％減益へ

　コネクシオ <9422> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比0.4％増の76.1億円となった。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は経常利益が前期比3.2％減の102億円に減る見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の経常利益は前年同期比12.6％減の25.8億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比32.7％減の21.5億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.6％→4.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2019年10月に改正「電気通信事業法」の施行や消費税増税がなされました。これらの業績に与える影響が不明瞭であったため、これまで業績予想の開示はしておりませんでした。10月以降の市場動向や業績動向を踏まえ、当事業年度の業績予想を開示することといたしました。　当事業年度におきましては、上期において、大手通信キャリアから、通信料金と端末代金を完全に分離する新料金プランが先行して導入されました。その結果、通信料金が引き下げとなる反面、端末価格が上昇し、端末販売台数は大きく変動しました。10月の改正「電気通信事業法」の施行後、端末価格の上昇が継続したことに加え、消費税増税も重なり、端末販売台数は減少しております。これにより、売上高は前年を下回る見込みです。　利益につきましては、端末販売台数の減少の影響を受けつつも、販売台数に連動しない収益の確保に努め、当期純利益は前年並みを見込んでおります。