シェアリング不調によるロングテール層の取りこぼし、
それに伴うＨＵＴの低下。
結局、見たいものを見たいときに好きなように見れ、
その感想意見を自由にやり取りできる双方向性を持ち得ない
テレビメディアの泣き所が今後より顕在化してくると思う。
そして、その部分、時間枠を重要視する形での独占的放映権や、
リテラシー不信などの問題にかたくなになればなるほど、
ネットへの顧客離れ＝上記のような「現在の」テレビ離れ、
さらにそれが「テレビメディアのネット離れ」を進め、
それに伴う広告収入の損失、エコリスクに弱い紙媒体への依存、
放送事業コストの増大と反比例するような、
共有情報環境への出し渋り体質を進めているような気がする。
双方向通信を使いこなせていない状況。
放送のデジタル化によってさらに増えるであろう過当競争。
どれも大きすぎる組織では対処しきれないと思われる。
メディアとネットワークを有効に活用すれば、
世界規模での統計情報やインタラクティブ配信による
より広範囲な購買層の掘り起こしも可能だろうが、
そのための体質改善に膨大な時間を費やしてなお達成できていない。
最終的に超巨大メディアとなるインターネット網の中で、
テレビジョンコンテンツという一媒体に終息するのではないかと思う。
新聞がそうであったように。