新潟放、今期経常を2.8倍上方修正

　新潟放送 <9408> [ＪＱ] が2月12日大引け後(15:10)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比51.5％減の5.6億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の3.4億円→9.5億円(前期は15.9億円)に2.8倍上方修正し、減益率が78.5％減→40.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億円→8.1億円(前年同期は7.8億円)に4.0倍増額し、一転して2.9％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比16.0％増の4.2億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.2％→8.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の通期業績予想につきましては、2020年９月１日に公表した予想を見直すことと致しました。これは、新型ウイルスの影響による広告市況の落ち込みが、第３四半期から持ち直し始めたことと、全国的なデジタル化の動きの中で教育現場などへのデジタル機材の納入が増加していることなどが要因です。　なお、この見通しは、今後の感染状況などにより、大きく変動する可能性があります。（注）業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項　上記の予想数値は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。