キユソ流通が反落、１５年１１月期業績と配当上方修正も利益確定売り

　キユーソー流通システム＜9369.T＞が寄り付き直後に１０円高となる場面があったが、その後失速。前日に２１８７円の上場来高値をつけるなど先行して上昇しており、利益確定売りに押されている。
　１日の取引終了後、１５年１１月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１５２０億円から１５３０億円（前期比１．５％増）へ、営業利益を同３０億４０００万円から３３億円（同２３．５％増）へ、純利益を同１５億９０００万円から１８億２０００万円（同４０．２％増）へ上方修正した。共同物流事業および専用物流事業における新規取引や既存取引の拡大などによる増収効果に加えて、業務の標準化、運送・保管業務などの合理化改善の進捗が寄与したという。
　また、業績予想の修正に伴い、従来、中間・期末各１２円（普通配当１０円、記念配当２円）を予定していた配当について、中間・期末各１４円（普通配当１２円、記念配当２円）とし、年間配当を２８円にするとあわせて発表した。
　なお、同時に発表した第２四半期累計（１２～５月）決算は、売上高７５８億７１００万円（前年同期比３．７％増）、営業利益１７億３７００万円（同５７．３％増）、純利益９億６２００万円（同２．１倍）だった。

キユソ流通の株価は９時１５分現在２０７５円（▼１００円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）